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My son's story 〜次男編〜

今日は前回に引き続き
私とこどもについて書いて
いこうと思います。
今回は次男のことについて
ですが、実はこの話
ほとんどの人に話したことが
ありません。知っている人は
ごくわずか、しかも詳細まで
知っている人はほとんどいないと
思います。
なぜ今回、ずっと誰にも話して
こなかったことを書こうと
したのか。
私がどうやってこどもと
向き合ってきたのか、それによって
今の私がいるんだっていうことを
知ってもらえたら嬉しいなと
思ったからです。
そして、同じようにちょっと苦しく
なっているママがいたら
何かヒントになるものがあったら
いいなと思ったからです。

■次男〜1歳半検診から3歳児検診〜

長男と6歳離れている次男。
検診前から発語が少ないことは気になって
いたものの個人差もあるし、と思い
1歳半検診を受けました。この時は
”言葉の遅れあり”の診断をもらった
ものの経過観察していきましょうとの
判断でした。その後、2歳検診までの間に
言葉が増えることはなく、言葉で伝え
られないため感情を表す方法が、勢いよく
後ろにひっくり返る行動でした。その当時は
次男の後ろにはたくさんの座布団が敷かれ
いつひっくり返ってもいいように準備を
していたことを思い出しました。
そして3歳検診では精検を受けてみて
くださいと指導があり、年少さんの
タイミングで保健師さんと幼稚園の担任の
先生と一緒に精検を受けました。
(こういう検査ってすぐにできないという
ことも知らなかったので、予約して
精検するまで半年かかることに
驚きました!)
そこでの診断は”アスペルガー症候群の
疑いあり”というもの。
私自身、頭の中が真っ白になり、どうして
いいのかわからなくなってしばらくの間
車を運転できなかった記憶があります。

■次男〜幼稚園時代〜

実際に診断をしっかりできるように
なるためには6歳まで待たなくては
いけないということで年中さんの時は
年少の時のように精検を受けるだけに
なりました。ここでようやく来年WISCを
受けるために山形県総合療育訓練センターの
予約を取る事になりました。ここの予約は
1年以上先までいっぱいで1年後にようやく
予約ができました。
ここまでは、実際の流れを書き出していますが
書けているのは、「サポートファイル」という
ものがあるからなんです。
精検を受けたときに”あおぞらハウス”という
こどもの様子をみてくれたりママの不安を
取り除いてくれる場所を紹介してもらい
月に1回〜2回、通うことで私は不安を全て
吐き出すことができて、今できることを
たくさん教えてもらうことができました。
そこで提案してもらったのが
「次男くんのサポートファイルを作って
みませんか?」というもの。これから先も
困りごとがあるたびに1から全て説明を
していくのは大変だから、時系列でしっかり
様子を記しておけば、それをみてもらう事で
共有ができる素敵なものでした。
書き方も教えてもらいながら、少しでも
次男に関わる人たちに同じ気持ちで彼に
接してもらえるようできるだけ丁寧に
彼の様子を記入していました。
では、最初からこんなに冷静にいろんなことが
できていたのか?ということですが
もちろんそんなわけがありません(笑)
その当時の私を知っている方はご存知かと
思いますが、何かあるたびメソメソ泣いて
不安の中にいました。その度に
先輩ママたちが「大丈夫!」と優しく
接してくれたこと、「こういう時はね・・・」
とアドバイスをくれたこと、本当に
私をたくさん励ましてくれました。
一人で抱え込まないことが絶対に大事なんだって
今になって本当に思うんです。

■次男〜WISCで出された結果〜

1回目のWISCは年長さんの夏でした。
まだ幼稚園生ということで同室で検査している
ところを見ることができました。
でも実際、あまり覚えていません(笑)
とにかく「大丈夫です、なんともなかったです」
という言葉が欲しかったんです、私。
だからずっと祈ってたんです。
何かの間違いでありますよ〜にって。
その後、結果を聞きに行ったところ
私の欲しかった言葉ではなく
「自閉症スペクトラムのアスペルガー
症候群、という診断になります」
という言葉が返ってきました。
そこからは、療育という視点で
次男がどういう症状が出るのかを
見ていきながら支援の仕方を親が
学んでいきましょうというお話を
もらいました。
私がしてあげられることは
次男は何が苦手でどう接してあげたら
大丈夫なのか、ということを
しっかり見てあげることだと
やるべきことを見つけてもらえたのは
この診断をもらえたからだと思います。

■次男〜小学校入学から現在〜

入学前検診の時に次男の状況を
説明できるようサポートファイルを
作成する事にかなりの時間を
使いました。もちろん、それ以外にも
自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群、
自閉症や多動性障害、学習障害などの様々な
文献を読み漁りました。
その中で、見えてきたものが
「あれ?これってうちの子だけじゃなくて
結構普通にみんな困ってる事じゃない?」
という場面も多く出てきたんです。
次男に関していえば、マイペース、他人の
気持ちへの共感が乏しい、言葉が出てこない、
会話が繋がりにくい、こだわりが強い、
新しいことが苦手、変化に弱い、聴覚が敏感、
視覚優位、突発的な行動、不注意が該当して
いました。その中でも聴覚過敏は大変でした。
一番酷い時期には、買い物でスーパーへ行く
だけでも煩くて不安が強く出てしまい
急に走り出したり、耳を塞いで座ったりして
いました。じゃあ買い物には連れて行かない、
という選択ももちろんあるのでしょうが
どうしたら対応ができるかを考えようと
思ったんです。その結果、ヘッドフォンを
つけて出かけることが彼を楽にしてくれる
方法だとわかったんです。こうやって
一つずつ彼の苦手をどうやったら
不安を取り除いて挙げられるんだろう、と
考えることが多くなりました。
サポートファイルを書いていくうちに
本人の気持ちを代弁してあげること、
他者の気持ちを説明してあげること、
問題解決スキルを高めること。
この支援方法が自然とできるように
なっていく自分に気づきました。
例えば、言葉だけでいうのではなく
目で見てわかる方法(実物を見せたり
絵や写真、文字などを見せて)を
使ったり、できるだけ5W1Hを使って
会話をするようにしたり(その際
答えを誘導せずじっと待ってあげる) 
スケジュールは予告をしっかりして
先に不安がないことを示し、
どんなに小さい事でもできたら
褒めて認める、危ないことをしようと
していたら「だめ」と言わずに
どうなってしまうのかをゆっくり説明し
どうしようか、と促す、などなど。
とにかく、今までの私の子供との接し方が
180度変わるようなことを
サポートファイルに書くことで自覚し
実践し、もちろんすぐにはできなくて
失敗もしたけれど、その時は子供に
謝るっていうことも学んだ。
そうしたらすごく楽になれたんです。
全然不安がなくなって、次男も少しずつ
成長していって、今では自分で自分の
フォローができるようになっている
気がします。もちろん困りごとはまだまだ
出てくるのですが、わからない時は
聞いてくれるので一緒にどうしたらいいか
考える時間を作っています。

■たくさんの学びをくれた私の子供たち

長男も次男も私をレベルアップ
させてくれるために私のところに
きてくれたんだと思っています(笑)
それくらいに考えることや悩むこと
そしてどうやったらみんなハッピーに
なれるだろうか、ということを
日々感じながら生活できている事に
感謝しています。
今の私は、こどもを育てるという感覚では
全くなく、一緒に生きていくという感覚です。
どの子もそうなんだと思います。
親子っていう立場は
お互いを苦しくしてしまう気がしています。
「親だから・・・」という気持ちは
ちゃんとしなきゃを発動してしまい
「〜しなさい」が増えてしまう。
でもそれって、誰のなんのためなんだろう?
って考えてみると多分こどものためじゃなくて
こどもをどう育てているか、周りの人の目を
気にしている大人のためなんだと思う。
周りの人の目なんて、自分のこどもが幸せに
なることと全く関係のないこと。
自分のこどもが幸せでいられるために
まず、笑っていられる環境を作りたい。
私はそう思います。いつでも対等な立場で
同じ目線でお話ができる環境を作って
あげたいなって思っています。
それは、自分のこどもだけでなく
私の生徒たち全員に対して同じように
思っています。
だからこそ、彼ら彼女らの意見や意思は
最大限尊重して、いつも天才天才
言いまくっています(笑)
人間って褒められたら嬉しいです!
大人だってそうでしょ♪
だからね、子供たちにはいっぱいいっぱい
「褒めて認める」を与えたいんです。
いっぱいもらった子は今度
いっぱい与える子になれるんです。
世界平和への第一歩ですね!
ということで次男編、めちゃくちゃ長く
なってしまいましたが
ここまで読んでいただいた方
もう、感謝しかありません。
本当にありがとうございます!
これからもたくさんのこどもたちを
ハッピーにするべく頑張ります!!

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