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気づくべきポイント

この度数年ぶりの体調不良に見舞われました(笑)今までの蓄積があって、とあるきっかけで爆発した感じだったのですが、そのきっかけというのが今回私に考えるタイミングを与える出来事でした。この先の記事では読んだ方の賛否両論があるかと思います。でも、正解なんてない今の世の中で何が正しいのかを論ずることに私はあまり意味がないと考えています。ですので、ジャッジしながらではなく、そういう考え方もあるんだなっていうくらいの気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

■長男の決断

今回のきっかけはこれです。私の息子なので結構いろんな意味で破天荒です(笑)ただ、私よりも物事を冷静に考える力を持っているので正直私はなんの心配もしていないし、むしろ教えて欲しいことばかりを持っている長男です。そんな彼、2020年秋にAO入試で志望大学に合格してから、自分で企業すると事業を立ち上げ、一人暮らしをきっかけにとても多くの人と出逢いながら彼の考え方や生き方をきっと考えるタイミングがたくさんあったのだろうと思います。2021年4月になり、いよいよ大学生活スタートというタイミングで大学での学びに違和感を感じた彼。これは自分が今やりたいことではないし、やりたいことが実は変わってきていることに気づいたそうです。そこでとりあえず前期を休学したい、と考えた彼は自分で大学へ足を運び教授たちと話し合いを重ね、前期休学を決めた、と報告が入りました。自分で全て動いて決められる力がついた彼を私は逞しいと感じたし、どうしようなんて相談されていてもきっと私も困っていた。自分で決めて動いている彼に私は「OK」という言葉をかけることだけが唯一私にできることだと信じていた。そしてそこから数ヶ月。特に連絡があるわけでもなく私自身も日々自分のことで充実した毎日を過ごしていた。8月になり、彼からの連絡。「やっぱり退学をします。」ただ休学して在籍している状態を引き伸ばすことに意味を感じず、今後大学に戻って学ぶという選択肢がほぼゼロになったというのが決断の決め手だったようです。中途半端な状態ではなく、今やりたいことに全力を注ぎたいという彼の気持ちが私にはとてもよくわかった。だから今回も「OK」という言葉しか私からは出てこなかった。それで大丈夫だと思っていたから。ところが、思った以上の反応が周りから飛んできたこととその衝撃があまりに大きかったことで私は一気に体調を崩した。

■学歴優位社会

時代は令和になって少しずつ学歴ではないよという世界になりつつある今、それでもまだ学歴優位なのは変わらないのかもしれない。「せっかく入った大学、もったいない」「とりあえず卒業してから考えればいい」「大学卒業はその先の就職活動で絶対に必要になる」この言葉を投げかけられて私が感じたのは、それって本当にそうなのか、それが絶対なのか、という疑問だった。今の時代、大学を卒業することで確約された人生なんて絶対ではなくて、大学に入っていなくてもやりたいことで突き進める人生もある。どこにいるかではなく何を学ぶかであり、それは大学という場所でなくても自分の意思でいくらでも学ぶことはできる時代になっている。それでもなお、せっかく合格したのだから・・・・という言葉一つで4年間大学に在籍し続けることに意味を見つけられればいいが、そうではない場合、苦痛しかないと思う。彼の場合は後者であり、やりたいことに全力で取り組むためにも大学にただ在籍し続けることに意味を全く見出せていなかった。だとすれば、無理に引き止める理由もなく、退学という選択が最善だと、私自身も思っていた。

■なんとか私たちのために・・・

この言葉には「愛」しかないことを知っている。だからこそ無下に「うるさい!」と突っぱねることもできない。でも、それを受け入れることも違う。どうして人の人生をなんとかできると思ってしまうんだろう。自分の人生だったらいくらでも変更修正ができる。でも、身内だろうが他人なので、人の人生を自分のいいように変えることなんて絶対にできないって、冷静に考えればわかることなのに、でも急に「あなたのために」という言葉を振りかざして変えようとしたがる。しかも、あなたのためにといいながら心のどこかで私たちのために、という思いが入っていたりするからまた厄介なのだ。どうしたら言う事を聞いてくれるの?と言われたが、どうしたらも何もないのだ。それを決めることができるのは彼自身でしかなくて、彼以外の人がコントロールできることなんてひとつもないから。

■人生は自分のものでしかない

一人一人に平等に与えられているのは、自分たちの人生を生きていいと言うこと。だったらそのたった一度の自分の人生、しっかり歩んでみるのはどうだろうか。年齢とか立場とか関係なくて、自分というものを見つめ歩む道を考えることだけで意外と他の時間を使えるほどの余裕がないことに気づくと思う。みんなもっと自分の幸せのために時間を使おうよ。変えられるのは他人じゃなくて自分だけだよ。周りの人がびっくりするような行動をしていてもそれを責める必要なんかどこにもなくて、受け止めてあげられる優しさを持とうよ。わからないことを批判して否定して排除する、そんなの誰にもプラスがなくて悲しい思いを生み出すだけ。それなら、知らないことやわからないことにも目を向けて知ろうとしたり、教えてもらったり、享受しなくてもいいから見るだけという立場でいい、決して対立するのではなく並走できたらそれがきっとみんながハッピーになれる道。そんなことを考えるタイミングをもらったと思うと、必要な時間だったなと改めて思える。こういう思いをもっと伝えて行けたらいいなと思い、今回のnoteはここで一旦閉めようと思います。

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