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統計問題雑談

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統計の問題をネタに雑談します。
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#信頼区間

統計ネタひとり雑談(目次ページ)

Cover Photo by Martin Martz on Unsplash Psychological Statistics問1:平均、分散 問2:2変数の関係 問3:偏相関係数 問4:記述統計用語 問5:信頼区間の解釈 問6:信頼区間の計算 問7:相関係数の検定 問8、問9:分散分析 問10:統計分析の注意点 雑談なし。 より過去の出題問題 (22年度2学期 問6など)推測統計用語

(6):信頼区間の問題って、…

慣れない用語との戦いだよね区間推定の難しさって、なんといっても用語の難しさだと思いますね。標準誤差、自由度と臨界値(限界値とも)、これらを組み合わせて信頼区間ですね。 なあんだ、たいしてたくさんあるわけじゃないね。と侮るなかれ。標準誤差の理解のために、難しい用語がまた出てくるんですね。平均値、標準偏差、標本分布、標本分布の平均値(期待値)、標本分布の標準偏差(これが標準誤差ですね)、といった具合に。難しい用語で殴り倒したい相手がいる方にはもってこいかもしれません? 理解の

(8):信頼区間を求める問題

計算式は暗記すれば簡単…信頼区間を求める式は、基本となる形を暗記すれば簡単ですね。一般的には、 標本統計量 ± 臨界値 × 標準誤差推定値 という形をとります。ん? 見たことない? それは、教科書に書かれている計算式を、かなり一般的な言葉に書き換えているからかもしれません。でも、こういう「骨組み」で覚えたほうが、応用が利くはずです。 ①標本統計量 信頼区間を求めたい統計量ですね。平均値についてなのか、比率についてなのか、あるいは分散についてなのか。統計学の教科書によく出て

(7):計算された信頼区間(実現値)をどう解釈するのか

難しいです。はい。(2回目)こんな問題、簡単じゃん!と思える人は、以下は読まなくていいです。 定義ではなく解釈の問題 この問題がぱっと見難しいのは、私がこれを「定義」の問題だと勘違いしているからかもしれません。この問題は、信頼区間の定義をたずねているのではなく、信頼区間の解釈をたずねています。ここに実は大きな、そしてとても本質的な問題が含まれています。 何それ、ちんぷんかんぷん。と思われた方は、以下をお読みになるともっとわからなくなる可能性があります。ごめんなさい。 定