何千年前からとうもろこしはあの形

 古代メキシコ展(マヤ、アステカ、テオティワカン)@東京国立博物館に赴いた。

 友人に「どこに行きたい?」と候補を提示された際に聞き覚えがあり、これTwitter(現 X )で見たやつだ!行きたい!と思い選択した。SNSの影響は確実に大きい。

 FGOというアプリゲームで古代メキシコゆかりのストーリーやキャラクターが新展開されたこともあり周囲で話題になっていた……のかと思いきやしっかりコラボしていて話題になっていたようだ。

 グッズを見てみようかと思ったがレジで直接選ぶ形式だったので冷やかしになるわけにもいかず断念。

 展示場はごった返していた。特に年表のボードの前に長めの写真撮影の列ができていて、創作に使うのかな……とぼんやり思った。
 全体的にビジュアルが印象強く、色の鮮やかさが特徴的だった。生贄という文字が至る所にあり、外敵や自然環境の厳しさを間接的に感じた。
 上述したようにFGOである程度神については知っていたため、神話系統の話はすんなり理解できたように思うが、王族の名前はまったくピンと来なかったので一度で飲み込むには時間が足りなかった。世界史に疎いのをどうにかしたいこの頃。

 古代メキシコではとうもろこしの生産が盛んだったようで、画にとうもろこしが描かれていた。
 その画を見て、友人が「とうもろこし、何千年前から今のと同じ形なんやな」と笑っていた。
 たしかに。
 大体のものは同じ形だと思うが、確証はない。有識者はエビデンスを見聞きしていると思うが、私は何千年も前のとうもろこしをこの古代メキシコ展で初めて見た。
 思えば我々新人も何十万年単位で今の姿を保っている。いずれ次の世代へ進化することもあるのだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!