糖尿病薬あれこれ
アメリカ
Gliclazide: 一般的に使用されていません。代わりに、アメリカではsulfonylurea系の薬剤としてGlipizideやGlyburideが主に使われます。
Metformin: 非常に一般的で、糖尿病治療の第一選択薬として広く処方されています。
Sitagliptin: DPP-4阻害薬として、2型糖尿病患者に対する治療薬として広く使用されています。
オーストラリア
Gliclazide: 一般的に使用されるsulfonylurea系薬剤で、2型糖尿病患者に処方されます。
Metformin: 最も広く使用されている第一選択薬で、2型糖尿病の治療に欠かせない薬です。
Sitagliptin: DPP-4阻害薬として、2型糖尿病の治療に用いられます。
イギリス
Gliclazide: 一般的に使用されるsulfonylurea系薬剤で、特にmetforminが適応しない場合に処方されます。
Metformin: 糖尿病の治療における第一選択薬で、非常に広く使用されています。
Sitagliptin: DPP-4阻害薬として、特に他の治療法が効果を示さない場合に使用されます。
日本
Gliclazide: 広く使用されているsulfonylurea系薬剤で、2型糖尿病の治療に用いられています。
Metformin: 糖尿病治療の第一選択薬として一般的に処方されていますが、海外ほど普及していない傾向があります。
Sitagliptin: DPP-4阻害薬として広く処方されており、日本でも非常に一般的です。
各薬剤の主な作用機序
スルホニル尿素薬(SU薬):膵臓のβ細胞からインスリン分泌を促進し、血糖値を下げる。
ビグアナイド系:肝臓での糖新生を抑制し、インスリン感受性を改善することで血糖値を下げる。
DPP-4阻害薬:インクレチンホルモンの分解を抑制し、インスリン分泌を促進することで血糖値を下げる。
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