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血糖値の単位の違い:オーストラリアと日本の比較

私がオーストラリアの大学で臨床実習に行った時に焦りに焦った日本では馴染みのなかった単位についてシェアしておこうと思います。
血糖値の測定は、糖尿病の診断や管理において非常に重要です。しかし、国ごとに血糖値の単位が異なることがあります。

日本の血糖値単位

日本では、血糖値は一般的にmg/dL(ミリグラム・パー・デシリットル)という単位で測定されます。例えば、空腹時血糖値が110 mg/dL以下であれば正常範囲とされ、126 mg/dL以上であれば糖尿病と診断されます。この単位は、血液1デシリットルあたりのグルコースのミリグラム数を示しています。

オーストラリアの血糖値単位

一方、オーストラリアでは血糖値はmmol/L(ミリモル・パー・リットル)という単位で測定されます。例えば、空腹時血糖値の正常範囲は4.0~5.5 mmol/Lとされ、糖尿病の診断基準は空腹時血糖値が7.0 mmol/L以上、または75グラム経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)後2時間の血糖値が11.1 mmol/L以上です。この単位は、血液1リットルあたりのグルコースのミリモル数を示しています。

単位変換の方法

mg/dLとmmol/Lの間の変換は、次の式で行われます:

mg/dL=mmol/L×18

mmol/L=mg/dL÷18

例えば、100 mg/dLは約5.6 mmol/Lに相当し、7.0 mmol/Lは約126 mg/dLに相当します。この変換を理解しておくことで、国際的な血糖値の比較や情報の共有が容易になります。

オーストラリアと日本では血糖値の測定単位が異なるため、数値の比較には注意が必要です。日本の血糖値測定で一般的なmg/dLは、オーストラリアのmmol/Lとは異なる基準で表されています。この違いを理解することは、国際的な医療情報の共有や、異なる国での医療管理において重要です。

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