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わたしのデータ化、リスト化遍歴4〜紙相撲2
今から三十数年前の話、中学生の頃です。
テレビゲームに興じていたわたしはリビングから追放され、自室にこもって勉強するフリとして見つけたアイテムが、紙相撲。
すでにマニアック家族によって8つの相撲部屋に分けられ、4回の紙相撲本場所が実施されていましたが、これからはわたしがひっそりと継承することになります。
今でもまだ残っています。
各種規定をさだめる
リアル大相撲の世界では、横綱審議委員会のエラい人たちがああだこうだと横綱になるべきかどうか決めています。
一方、わが紙相撲の世界ではどのように昇進規準を設けるか、一人考えました。
やはりここは単純に数値で昇進の有無を決めるのが公平だろう、ということで以下のように決めました。
①横綱
大関として2場所連続2ケタ勝利&いずれか優勝
②大関
関脇として2場所連続2ケタ勝利
③幕内
十両で給金1,000万円の力士に権利発生
このほか、幕下から十両昇進規定も設けています。
ん?待て、ここで過去の自分に驚いたのですが、給金規定というのを設けており、
横綱は1勝500万円
大関は1勝300万円、以下位が下がるごとに10万円ずつダウン
とのことです。紙相撲力士の懐事情を心配している中学生…。
このほか、降格規定も設けています。リアルと違うのは、横綱から大関以下に降格することもあり得ます。
なぜなら、引退がないからです。体力の限界は紙の限界ですが、紙は意外に長持ちし、今まで引退した力士はいません。
ということで、横綱は自動的に親方株を取得できる規定を設け、現役ながら部屋を持つことができるようにしています。なんと素晴らしい制度。
力士を増やす
もともと紙相撲キットには40人の力士の型紙がセットされていました。これをマニアック家族によって5人ずつ、全8部屋に分割していました。
しかしこれだけでは飽き足らず、力士を増やすことにしました。なんといっても現役横綱が部屋を持てますので、弟子入り力士を作らねばなりません。
まず文房具屋さんに行き、キットと同じような厚さの画用紙を探し求め、力士を作成。なるべく強い力士になるよう、体格、足の角度を調整、研究に研究を重ねました。
結果的に数年かけて、40人いた力士を86人にしました。この時点で、高校生となっております…。
なぜそんなことがわかるか?というと、すべて記録を残してあるからです。なんのために記録を残しておいたのか、自分でもわかりません…。
(つづく)