最近作った曲の話 2
習作関係の話をします。
セルフカバー系は原曲のことも少し話します。
日没 (セルフカバー)
フリモメンSVというかSynthesizerV自体使い方がよくわからず色々試していたものの一つです。そういう曲は公開がXだけ、あるいは何処にも上げていない完全身内向けや自分用などを含めると実は結構あります。
最近こういった如何にも重々しい曲を積極的に作らなくなりましたが、何やかんや今でも好きなままではあるようです。こういう陰鬱さしか受け付けない気分というのもそれはそれであるといいますか。また大変どうでもいいことですが、そういう習作やら何やらの途中経過を知人に聴いてもらうとき、その多くが鬱々とした曲のためとりあえず鬱モメンと呼んでいました。
※原曲はこちらです。
こっちは巡音ルカV4Xが歌っているのですが、こちらもルカ習作に近いものでかなりヤバめな調声となっております。よろしくお願いします。テーマは「終末」。時が止まった世界の話です。不変・不死・永遠、みたいなものを究極の理想と信じてやまない時代があったからです。
模刻(オリジナル曲)
※動画サイト未公開(Xのみ公開曲)
SynthesizerVはこちらが何もしなくてもスムースに歌うというか人らしく発音してくれることから「じゃあSV上で先に声から作ってもいいような(エディタ上で鼻歌というか即興というか)」と思い至り、それをしながら作った曲です。
モチーフを「人形」か「彫刻」かで悩んだのですが、「マリオネット(後述)」を今後いつかセルフカバーするであろうと思ったので「彫刻」にしました。
マリオネット(リマスター)
フリモたんに挑戦したときの曲です。前にもすこし話していた通り、このパラメータでいい感じに歌ってくれる音域はかなり限られているので曲の方がいろいろ変わっています。
※原曲はこちらです。(巡音ルカV4X)
テーマというか白状すると仕事中そのまんまこの曲(サビ)が頭で流れ出したのでそれ真似して作っただけです。実は他の人が作った曲をなんか覚えちゃってて無意識にパクってしまった曲だったらどうしようという不安がいまだに無くはないものの特にそういう話は聞こえてこないので大丈夫かと思われます。
此歌黄泉ニ遺棄スルカ(リマスター)
フリモメン&フリモたんを一緒に使おうとした曲です。
※原曲はこちらです(巡音ルカ&塗歌ニス)
タイトルは片仮名の部分が「ニス」「ルカ」になるよう作りました。原曲の方が恐らく壮大なイメージ。これも不変・不死・永遠です。同名のアルバム(「日没」も、ここに入っていた)を配信していた時期もありましたが、仲介サービスを乗り換えた関係で現在は停止中です。
余談ですがニコニコ動画のコメントで古楽っぽいとの言葉をいただいたものの作った当人は古楽が何なのか全然わからず、後々いろいろ調べて「リュートって楽器めっちゃええ音するやん…」と思うようになった、みたいな超個人的エピソードがこの曲にはあります。弦をはじく音が割かし何でも好きみたいです。音楽を専門にやってきたわけではなく青春も捧げていないため「良い音」みたいな音フェチ的感性をそれまで意識したことがなかったものの、ここで何か新しい世界が拓けたような気がしました。
デスゲームを主催する夢を見た(リマスター)
女声音源(ここでは重音テト)&フリモたん
元から女声のボイスバンクとフリモたんを一緒に歌わせても違和感のない感じにできないかを試しています。
※原曲はこちら(巡音ルカV4X)
だいたい歌詞の通りそういう曲といいますか…。内容は全てフィクションですが、なんとなく有りそうな気がしてしまう話になっていたらいいなと思います。
元はボカコレに初参加してものの見事に埋もれきった曲です。かなり生々しい話をすると4万ポイント分のニコニ広告でようやく100回再生いくか行かんかだった気がします(会期中の話)。ボカコレ前日から当日にかけて一晩で作った曲なのでそりゃそうかという気持ちと、普段の作風と全然違うものを出して奮わなかったという不完全燃焼感、何よりこういう詞で駄々滑りしてんのキツすぎるなどが相まって、自分の中でこの曲は長らく黒歴史でした。(その翌年は丸一年かけてバリバリやりました)
結局それから2年経ちましたが、なんか良い感じに供養できてよかったです。