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30年以上片頭痛と闘ってきた結果②

最強の薬との出会い

脳神経外科で検査や投薬をした。
検査の結果は問題なし。
投薬を施してみるも効果が薄い。
医者もお手上げ状態で途方にくれていた時、とりあえず試してみようかと処方された薬。

それがテルネリンという薬だった。

テルネリンはチザニチンとも言われる筋緊張緩和剤だ。
肩こりからくる緊張型頭痛に効くとかで処方された。
調べてみると、筋肉を緊張させている神経を鎮める作用があるとのこと。
筋肉の血流を改善、コリやこわばりがとれて痛みがやわらぐらしい。
当時、長時間のPC作業が多く、慢性的な肩凝りであった。
整体や接骨院なども頻繁に通っていた。
医師は触診で肩の凝り具合なども診ていたことからこの薬を処方してみようと思ったのだろう。
ただ、このテルネリンという薬の副作用……生活していく上でかなりキツい。
強い眠気を引き起こす為、日中の忙しい最中に服用するのは難しい。
車を運転する予定があるなら絶対に飲めない薬だ。
ちなみにテルネリンだけでは私の片頭痛には効果がない。
これにもうひとつ薬を併用することによってようやく治まる。
それはロキソニンだ。

ロキソニン錠60mg+テルネリン錠1mg

私の片頭痛時の最強の組み合わせである。
この二つを一緒に服用することが必須。
筋肉を緩めるだけではダメ。
残った痛みはテルネリンだけではなくロキソニンで止めるのが効果的のよう。
ただ、このロキソニンにも副作用がある。
私の場合、飲み過ぎによる胃の不快感。
しかし、この二つの薬の飲み合わせによって、片頭痛の際の薬の服用回数が大幅に減る。
片頭痛が起こった際にのみ飲めば良いため、以前のような胃の不快感はなくなった。
ここにくるまで片頭痛専用の薬を処方されたこともある。
今から20年以上前の話。
片頭痛に効くかもしれないと言われ広まった薬があったのだが、所詮「効くかもしれない」もの。
そんな怪しい薬が私のこの頑固な片頭痛に効くはずもなかった。

未来の名医はすぐそこに

この薬を処方してくれたのは、高知市内の某総合病院の脳神経外科医。
その後、この医師は全国区の情報番組に呼ばれるほどの名医となる。
当時、まだ30代だったように思う。
この薬の組み合わせが効果的だということが分かり、それ以降は診療所で処方してもらうことになった。

数年後、主人がその総合病院に入院することとなった。
その際、待合にいた時にその医師と再会した。
たくさんの患者さんをもっているだろうその医師。
私のことなど覚えているわけないだろうなと思っていた。
ところが、思いのほか、私を覚えてくれ、声をかけてくれた。

医師『その後、調子はどう?』

本当にひとりひとりの患者さんと向き合っているのだなと思った。
この医師に出会う少し前に、最悪な医師の対応で愕然とした私だった。
しかし、このように誠実な医師もいるのだなと安堵した。
現在もその医師は様々な場所で活躍をされているよう。
しかも、今もなお、高知市内のその総合病院の脳神経外科にいる。
高知のお年寄りにも寄り添うような仕事もされているようだ。
本当に有難い存在、医師である。
私にとっての救世主となったその医師。
感謝してもしきれない。

この続きは、30年以上片頭痛と闘ってきた結果③で語ります。

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