第162回 芥川龍之介賞「選評」
芥川龍之介賞 正賞 時計 副賞 100万円
背高泡立草(せいたかあわだちそう)
すばる10月号 古川真人(ふるかわまこと)
なお、直木三十五賞は、川越宗一「熱源」(文藝春秋)に授賞決定しました。
公益財団法人 日本文学振興会
芥川賞選考経過
第162回芥川龍之介賞選考委員会を1月15日午後4時から東京・築地の「新喜楽」で開きました。
小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、堀江敏幸、松浦寿輝、宮本輝、山田詠美の8委員が出席(吉田修一委員は欠席)し、2時間に及ぶ討議を行い、頭書の通り授賞を決定しました。
受賞作以外の候補作は次の4作品でした。
木村友祐「幼な子の聖戦」(すばる11月号)、髙尾長良「音に聞く」(文學界9月号)、千葉雅也「デッドライン」(新潮9月号)、乗代雄介「最高の任務」(群像12月号)。
これらの作品は令和元年6月1日から令和元年11月末日までの6カ月間に発表された諸作品の中から予選通過したものです。
なお、直木三十五賞の選考経過は「オール讀物」3・4月合併号(2月22日発売)に掲載されます。
芥川賞選評〈到着順〉
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