俳句|せきしろ
絶景になれなかった
誰も刈らない草だがこれ以上は伸びない
冷蔵庫から次々出されてもてなされている
コピー機に忘れられた手書きメニューは春
ドジョウと死んでそうなドジョウがいる
いつの砂だろう
老人の手押し車が昨日の雪を砕いて進む
毎年蚊を殺す
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