![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45778761/rectangle_large_type_2_db919020700ca3e65ac3ca666fe3ac5f.jpg?width=1200)
クイズ「私は誰でしょう?」小さな大物
【ヒント】
2004年、東洋人で初めてオン・ブロードウェイの公演を手掛けた演出家は?
*
舞台への関心は、幼稚園児の頃から芽生えていた。
「宗家藤間流家元の藤間勘十郎さんの下で日本舞踊を習い、歌舞伎役者たちが真剣に稽古する姿を見て『大人の世界だ』と大興奮していました。発表会は歌舞伎座。『お夏狂乱』の演目で、僕が指さす方(扉頁)には、花道を通る藤間紫さんがいました」
演出家を志し、大学を中退。ダンサーや振付師として歩み始めた。
「母が亡くなった当日も舞台に立ちました。松竹歌劇団のレビューガールだった母は、演者として僕に夢を託したのかな。『舞台で生きる覚悟を決めなさい』と壮大なバトンタッチをされたような気がしました」
29歳の時、初めて演出を手掛けた『アイ・ガット・マーマン』がロングランのヒット。以後、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎など幅広いジャンルの演出を手掛ける。
「自分の人生の責任は自分でとれれば、失敗なんかないんじゃないかな。今はそう思えるから、新しいことに挑戦できるのかもしれません」
ここから先は
663字
/
12画像
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54742002/profile_a2d1bc9047964b0b316ead227fc29140.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…