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中野京子 現代版聖家族 名画が語る西洋史130

名画をのぞき込んでみると…

エルドラド

「Eldorado」の文字が見える。これはスペイン語で「黄金郷」の意(elはthe、doradoはgolden)。大航海時代のスペイン人探検家たちが、南アメリカの奥地には莫大な黄金が埋まり、黄金と同じほど貴重なシナモンの木もあると言い出し、噂はヨーロッパ中に広がった。なんと300年の長きにわたって信じられ、命知らずの船乗りたちの見果てぬ夢となった。そして今なお夢の残り香が、コロンビアのエルドラド国際空港の名などに漂っている。


現代版聖家族

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