同級生交歓|麻布高等学校(昭和50年卒)
人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。
(右から)
政治学者 藤原帰一
作・編曲家、音楽プロデューサー 武部聡志
脳科学者 藤田一郎
東京都港区 麻布高等学校にて(撮影・鈴木七絵)
まばゆいほどの自信と純粋さに満ち、自分を中心に世界が回っていると勘違いしている少年時代。私たちの母校はそんな若者を大人として扱い、のびのびと育てる。校則はなく、生徒自らによる取り決め「校内での麻雀と鉄下駄、授業中の出前の禁止」があるだけだ。私たちがいた頃に、授業中の教室にラーメンが届いたり、階段が鉄下駄で削られたりしたのだ。武部は数多くの名曲、アーチストを世に出している音楽家。中高生時代から超絶したギター演奏で学園祭のスターだった。藤原は国際政治について活発な発言をしている政治学者。映画に詳しく、その評論のファンも多い。藤田は視覚認識を中心に、脳の情報処理と心のできごとの解明に取り組む神経科学者。久しぶりに集まった3人は昔のままにいたずらっ子の目をしていた。(藤田)
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