AIに負けない読解力を 新井紀子
近年、AI技術の発展が著しい。日常会話レベルだった機械翻訳が、論文執筆の「相棒」として活躍している。AIに無縁とされてきたアートの分野でも目を見張る進化を遂げている。歌人の俵万智氏を真似た歌を詠んで本人を驚かせたり、ドナルド・トランプ氏の肖像を、ゴッホ風、ピカソ風に描き分けたりする。
コロナ禍をきっかけにDX(デジタルトランスフォーメーション)も加速。冷凍食品大手の食品工場では、画像認識を搭載したロボットが鶏肉の小骨を取り除き、空港のカウンター業務は大幅にロボット化された。
ここから先は
1,597字
/
1画像
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…