見出し画像

川の流れが緩む頃待ち侘びながら
茹だる夏の日は記憶の彼方
新しくできたお店のその前がなんだったのか
いくら考えても思い出せない
「アイス食べたいなあ」次の一歩にはもう
目眩く思考 ままならない毎日

忘れたこともなくなってしまわない
鞄の底から出てくる砂みたいなもの
かすかなものでも ここにあること
何気なく持ち寄ったことばも
季節外れのツリーも
2人にとってだけ大切なものそれだけ抱えて

毎日歩く道を君に教えたい気持ち
不思議な愛おしさ 君に知ってほしい景色
坂の上から見た街 夕暮れの射す家々
16時半メロディが聞こえる 君のいる街

いいなと思ったら応援しよう!