どこまでも人類愛であって、一人一人が当たり前に持っているはずの、 だけどお金や権力や地位(こうやって書くとなんてチンケな)で見えなくなってしまうものをずっともち続けている。 あなた、に問う言葉がそういったもので曇ってどうしても届かない人がいる一方で、 当たり前なことだろうと問うことを続ける姿は、 すごいと崇めるよりずっと、本来は私もあなたも同じだって思いがずっとあった。 だからこそ自分の存在が根底から揺らぐようなことがあってもなお、 そこに心を持っていかれずに本当に大切なこ
明日はまた雨だからギターを弾いて眠ろう 晴れたなら近所まで散歩しよう 夕立が去った後 陽の光 風の匂い どんなに経ってしまっても そこで待ってたね 寂しさ抱えて 光を見つめて 君の持ってる弱さを羨んだりして 分かるとは言わないけど そばにいてね この先もきっと 「また明日」 夕暮れに別れる小さな背中が まぶしくて思わず振り返る いつか… どんなに経ってしまっても そこで待ってたね 誰がなんと言おうと 君は僕の光だ 飼い慣らしてしまおう 届かなくても みんなのうた歌って
その日暮らしに憧れながら 日々をこつこつと過ごします 帰り道聞こえる鼻歌と カレーの匂いが全てと思う日がある 濡れたサンダルつっかけながら 今日は何でもできる気がする えーいままよと一飛びして 明日には信じられなくなってても 暮れなずむ窓の中には 生活の灯りがあって その一つひとつがまさに 愛あることだ まっさらになる昼下がりきれいな街 幸せになれとひたすら祈る すれ違うあなたに言っています 嗚呼空っぽのままわたし酔っぱらい 幸せになれとひたすらに祈る 今の気持ちで
いつも二択を間違える それがわたしの生き方よ 落としたパンの行方は 誰よりわたしがわかってる さみしさなんてもの 胸に秘めておくもんだよ 笑っているのは他でもない 自分のためさ 誰かといるときは一人じゃないし 一人でいるときは一人だし むし暑い夏の夜に聴くスピーチ・バルーン はいつもまとわずに やけに胸にくる いつも二択を間違える それがわたしの生き方と なぐさめているけれど ごまかしているけれど 翼をくださいと 思わないわけではないよ わたしなりの翼を なんて 自
川の流れが緩む頃待ち侘びながら 茹だる夏の日は記憶の彼方 新しくできたお店のその前がなんだったのか いくら考えても思い出せない 「アイス食べたいなあ」次の一歩にはもう 目眩く思考 ままならない毎日 忘れたこともなくなってしまわない 鞄の底から出てくる砂みたいなもの かすかなものでも ここにあること 何気なく持ち寄ったことばも 季節外れのツリーも 2人にとってだけ大切なものそれだけ抱えて 毎日歩く道を君に教えたい気持ち 不思議な愛おしさ 君に知ってほしい景色 坂の上から見た
11号の台風が奪っていった 金木犀がまた戻ってきたみたいだ あの時より少し冷たくなった風の中 過ぎた頃に香る甘い香り 何も感じないと思っていたのは この気持ち忘れるためか 胸だけが苦しいまま 匂いだけ残したまま 誰もいない部屋に響くおやすみ 11月の台風が残していった 金木犀の花散るオレンジの絨毯 君が残していったパーカーの紐をほどいてみる うまく結べなくて困ってる 何も感じないと思っていたのは この気持ち忘れるためか 君のいない毎日が 当たり前に変わっていく 誰もいな