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TextKIRI to RIBBON 「架空のアブサン酒」とは、リキュールに様々な薬草が調合されているように、「文学・アート・モードを調合したコンセプト作品」のこと。アブサンの頽廃世界を様々な手法で表現してゆきます。 本記事でご紹介するのは、の「モダンラベル」バージョン3種。 先にご紹介した、画家・金田アツ子さまのロマンティックかつ硬派な植物画を配した同シリーズ(下写真)2種と共に、テイストの違いを楽しみながら、ご覧頂けましたら幸いです。 オリジナルのペーパー
TextSeiji Shimada 底本|Renée Vivien, Du Vert au Violet (Paris : Alphonse Lemerre, 1903) * 上写真|佐分利史子カリグラフィ作品 *
TestSeiji Shimada マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール| Marceline Valmore(1786-1859) ヴァルモールはジョルジュ・サンドの誕生からさかのぼること18年前、フランス北部の町ドゥエで生まれた。彼女は女優であり、同時に19世紀ロマン主義文学を代表する女性詩人だった。同時代のヴィクトル・ユゴーや批評家サント=ブーヴに高く評価されていたが、ロマン主義の流行が去るとともにその名は忘れ去られることとなってしまう。 彼女の父親は紋章絵師
嶋田青磁 Seiji Shimada|詩人・フランス文学修士課程在籍 →note 学部在学中にピエール・ルイス『ビリティスの歌』に出会い、詩の魅力に憑かれる。19世紀末の頽廃・優美さを求め、研究の傍ら、noteを中心に詩作活動中。 初めまして、嶋田青磁と申します。 オンライン上に突如現れた幻想のモーヴ街、その3番地であるMAUVE ABSINTHE BOOK CLUBで司書を務めております。訪れる皆様にとって知的な探求のきっかけとなるべく、フランス文学を中心に、詩の新訳