2018年9月の記事一覧
私はこのまんまでいたいの。どうしてこのままじゃいけないのかしら。このままでこんなに自然なのに。って正論だと感じました、私も。必要なのは常識っていうよりむしろ自覚なんだって、って響くというよりかは、刺さる言葉でした。恋をしたり信じあったりするのは無謀なことだと思います、もね。
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シドニーのグリーン・ストリート。年少者を対象として書かれたって、、本当かよ。いや、確かに悩ませるような表現なかったな。村上さんの作品初めてだし、これが独特な作品なのかもなぞだけど、初めて読む作家に対する、読み易さという点では、この作品が一発目である意味ラッキーだったのかなと思う。
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短編集。一つ一つ書く時間作れなかったのでまた借ります。江國さんの世界、生活はどこか現実的で、でも私の生活からは距離があいていて、でも共感できてしまい、ああっと感じ声を発してしまうようにできていて不思議な感じがする。共感して泣いてしまうよりも、一緒に落ちてしまうような怖さがあるな。
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ある女性が真理をみつけるため、気づくために彼女にとって世間一般にとっても、使ってはいけない方法まさか自分がこんなことするなんてということをするの。偏見かもしれないけど良くも悪くも気づかせてくれる、変化させてくれるのは異性だと思ってしまう。きっとそんな事ないのだけどもね。たぶん。
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アレンテージョ。ふたりが旅に、バカンスへいく話。旅だから非日常なのかな。江國さんの物語に触れるときは私は常に非日常な感じだから、いつもより更に遠い感じがしたな。旅にでてるふたりはいつも通りだから、彼らの掛け合いが普段を知ってるわけではないけど、いつも通りで安心させてくれるの。
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ピクニック。tickle_くすぐったいとか、それよりかもう少し乱暴な感触といわれ表そうとしている夫婦の関係。はたからみたらほのぼのとする夫婦のピクニックという行為は、どこかぼやけた行為で、外に出た方が相手をよく見えるっていう感覚が不思議。気配のことなのかな、室内の方が強そうなのに
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おそ夏のゆうぐれ。至さんを食べたいっていうフレーズ、ぞっとしたけどその気持ちも分からんでもないな〜って恋人いた時は特に共感したんだろうな。万事スローモーって今の自分に当てはまってる感が強くて、私も知りたいなっていう熱意欠けてるなと思うから。淡白冷静マイペースは確かに快適さの鍵。
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寝室。しれっと不倫してるからびっくりしちゃう。私はしたこともされたこともないけど不倫が悪いものだって思ってるから、するくらいなら一度関係を清算してからにしろと思ってしまう。けど、そんな簡単に人間の繋がりなんて清算できないから、拠り所を求めてこんなことが起こるんだろうなと思う。
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犬とハモニカ。わかるわかるって感じることが多数のこころのなかで話されていて。不思議なところで交差してた。少しみんな冷めた感じがしていて、これは冷静とかではなく冷めた感じだなと何度も感じた。よく電車乗ってると人間観察するんだけど、冷めた目でみれば全て江國さんの物語になりそう。
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ポパイの真似がほんとにポパイすぎてにやにやしてしまった。書く文に特徴があるっていいなって初めて嫉妬した。私の文ってなにか個性あるのかしら、と。知ってる作家さんのは、ああ〜ってなったからなあ。自分では気づけそうにないけど、文にクセがあるなら知りたい。このnoteにでてくるのかな。
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