頑張って読んでいるので序章だけまとめてみる:『Dual Transformation』
上司にDual Transformationという本をいただいて、まさにその時の会社の状況だなぁ…と思いながらも積読になってしまうこと約1年。その間に上司は退職し、私も転職し、随分と環境が変わってしまったのだけれど、ふと思い立ってこれは読まねば!と天啓が降りてきたが如く、先週ぐらいから読み始めている。英語で書かれたビジネス書なので(しかも序章の例に製薬会社とか持ってきているから単語レベルが高くなってる)、いくら仕事で英語を使っていても、非ネイティブで普段は日本語しか話さない私には非常にハードルの高い本である。
2017年に出版された本書はUSのAmazonで高い評価を得ているものの、日本語訳で出版される様子はなく、また、Web上でもほとんど読んでいる人を見かけない(私の探し方が上手ではないからかもしれない)。全然情報がない。破壊的イノベーションでボコボコにされている会社にいた身としては、日本語訳を待っていたら文字通り食いっぱぐれて死んでしまっていたかもしれない。それは別の会社に移ってもきっとそうだ。マーケティングを扱う人間の端くれとして、辞書引き引き読み進めるしかないのだ。
そしてようやく序章を読み切った。まだ序章である。よく"わからない言葉があったら飛ばしてまずは読み進めてみよう"と言われているが、そんなことしていたら全く内容が理解できなかったのではないかと思う。語彙力伸ばしておけよ、自分。
さて、以下から序章のざっくりまとめを記載していくが、本章を読み進められていないので理解が不十分だったり、言葉が頓珍漢なところがある。そちらは許していただきたい。本書を読み進めるうちに補強をしていければと思う。また、すでに読んだ方がいらっしゃったら、ぜひ"ここはこういうことでは"というアドバイスも頂けたら嬉しい。(そんなにこのnoteが見られるのか、というのは別として。)…本章読むの、頑張ろう。
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・Disruption=創造的破壊はすぐそこまで、見たこともないようなスピードと大きさで来ている。
・もしある分野で1位になったとしても局所的なモノと思っていた方がいい。目が覚めたある日にStartupの会社が一気に近くの分野でTOPになっているかもしれない。でも我々は組織が大きくなりすぎてうまく動けない。
→潮流に合わせて戦略の変更が必要
・そこでただ負けるのを指を咥えて見ている=職だけでなく、コミュニティ、ノウハウが失われていく事態に陥る
・この本では
A:ずっとやってきたビジネスをどうやるか、を変えていく=Transformation A
B:新しい(が関連のある)ビジネス課題を新しい(が関連のある)方法で解決していく=Transformation B
C:AとBの変化を起こす時に、他社が真似できない、その企業ならではの"コア"つまりCapabilityを活かしてつないでいく=Capabilities Link
の三つをどうやって進めていくか、つまりDual Transformationをどう起こしていくか、を説明する。(破壊的イノベーションを社内で起こしていく、と似ているかも)
・Dual Transformationを始めるとき、また、Transformation Aでは、
「まず今日のビジネスを明確に、一貫した定義に落とし込むこと」を行う。
会社が売っているもの(WHAT)は何か、という話だけではない。
「顧客(WHO)の問題(Job)に対して、会社は何(WHAT)をしてくれて、それはどんなふうに(HOW)ユニークなのか」(ジョブ理論がベースになっている)
・Transformation Bでは
①破壊的な力でこじ開けられる固定観念の市場を定義
②市場で勝てるビジネスモデルを何度も作る
③新しい競合に勝てる能力を手に入れる
・Capabilities Linkでは
①絶対に外せない、企業のCapabilityを選ぶ
②コアと新規分野をつなぐものを戦略的に管理する
③論争が起きたら積極的に仲裁に入る
・そしてDual Transformationを成功させるために必要なリーダーのマインドセットは、
①今いるところが炎上する前に"選ぶ"勇気を持つ
②いくつかの新しい目標に明確に集中すること(選択と集中)
③結果が失敗でも探求する好奇心を持つ
④予期できる危機に面した時でも粘り強くやり通す信念を持つ
・なお、ビジネスの拡大方法として、
- 生産性向上
- 競合よりも良い製品やサービスを出す
- 新規顧客を獲得する
- 新しいJobを発掘して今持っている資源で製品・サービスを開発して出す(P&Gが得意とする)
ということもあるが、本書のスコープからは外れている。
(もちろん、できる体力・資金力があるならやっていたほうがいいに越したことはない)
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という感じでした。合ってるのか不安だなあ…。マーケティング面白いな〜って色々勉強してたら、やっぱり経営のことも知らなければいけなくて、でも日々の業務ではまた違う個々のスキルが必要で、と、ビジネスパーソンのタフさを歳を重ねるごとに実感している今日この頃です。お金も地位もあんまり興味がないけど好奇心の赴くままに進んで行っていたら勝手にひいこら言っている感じです。楽しんでいこう。