「俺の考えた最強のライブ」だろこれもう

私が今やるべきことは何だろうか?
レポート、否。テスト勉強、否。マインスイーパ、否。

ライブレポだよ!!!!!!!!

今、この瞬間、ライブの熱もまだ冷めやらぬ今、ライブレポを書かずしてどうする!!?!?!?!?

わしは今から米津玄師のライブ「空想」へのクソデカ感情を、この一夜への恋を、ぬるぬると書き綴るとここに誓う。全部書くからセトリネタバレの配慮など一切してやるものか。

大小いろんなハプニングがありつつ、ついに迎えたこの日、5月27日。開場は15時、開演は17時だというのに朝から物販の長蛇の列に日差しの中並び、入場まで済ませ、霧で曇ったドームの豆粒のような人混みに紛れて着席する。チンダル現象と音響の暴力を全身に浴びる心構えもできた。準備は万端、もう憂うことはなにもない。
スッと場内が暗くなる。張り詰めた空気の中、柔らかな音楽と共にバンドメンバーが、そして、米津玄師が、ステージ上に姿を現す。

近いな???!?!?
なんか想定してたよりステージが近いぞ??双眼鏡首にかけてるけどこれなくても見えるぞ???何が起きてる???

  1. カムパネルラ
    張り詰めた静寂の中鳴り響いたのは、カムパネルラのイントロ。青緑的な色のつなぎを纏ってステージに現れた米津玄師が、粛々と歌い上げる。
    ごめんなんかカッコ良さげに書いたけどこの辺米津玄師が目の前にいることに必死すぎてよく覚えてない。
    やはり照明の暴力、チンダル現象を全身にひしと感じる。krdありがとう。
    歌い終わりにバックスクリーンに映る、夜空を走る機関車。あぁカムパネルラ…

  2. 迷える羊
    STRAY SHEEP繋がりktkr。まあ高音が綺麗。米津こんなに歌上手いの??お前。サビで両手広げてくれるのありがたいありがたい。そもそもSTRAY出てからのライブ行ったことなかったからその辺の曲いっぱいお出ししてくれるのありがたいありがたい。

  3. 感電
    おお??!?!?!?!
    ぶち上がるって程でもないけど程よくいい感じな曲が続いてここらでMCかと思いきやまさかの感電!?ぶち上げるやん どうした急に。ありがとう需要しかないよ。
    わんわんにゃんにゃんしながらにこにこしていたプギャーさんを

    唐突な米津ピースが襲う!!!!

    何?????何が起きた今??????米津あいつ顔の横でピースしたぞ????ニッコニコだったぞ??なんだあいつ!!!?!馬鹿なの?死ぬの?
    その時わしは悟った。こいつは俺たちを生きてここから返すつもりがない。オタクの命は軽いんだぞ。軽率に死ぬんだぞ。軽率に殺すな。

  4. MC
    衝撃冷めぬままMCへ。説明求む。歌ってない米津玄師の声がお耳にダイレクト。いずれ癌にも効く。短めのMCを終えて次へ!


  5. そんなことある!?!?何年まえの曲だと思ってんだよ11年前だぞファーストアルバムだぞyoutubeにも動画なんか上がってないし今までライブで歌ったことなんかなかったじゃねえか!!なんだよ!!!!なんだよ!!!!!!ばか!!!!!!
    「喉を締め上げて 歌を歌った」じゃねえよ喉かっ開いてんじゃねえか歌うめえなこの野郎。
    まさかの天井の液晶が降りてきて真っ白に光り輝く米津玄師。真っ白で小さな部屋の中ギターをかき鳴らしているように見える演出。
    おいこの演出考えたやつ誰だ。出てこい。ぶん殴ってやる。この特大Big Loveでぶん殴ってやる。

  6. Décolleté
    あら〜^
    あら〜〜^
    だめだろこれ 形容するとエロだよ だめだよ
    バックスクリーンのあれはなんだ。曲線が美しい女の人の体のモノクロかと思ったら何の意味もない白黒のまだらかと思ったらやっぱり体じゃねえか。あれ??後ろまぐわってない??バックスクリーンでまぐわってない?あの近さ、あの動き、米津玄師の後ろで愛育んでない???
    そして米津は米津でくねくねするんじゃない。何を誘う動きだよそれ。わしはそんな子に育てた覚えはない。ありがとう。

  7. 優しい人
    やめてよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ねえなんでそんなことするの????????さっきまでクネクネクネクネしてたじゃんお前。何で急に地に足つけてまっすぐな声でまっすぐな歌を歌うの?めちゃくちゃ俗っぽい気持ちだったじゃんさっきまで。バックでなんか得体の知れない白黒がまぐわってたじゃん。なんで急にしっっっっとりとじっっっとりとするの?今まで犯してきた全ての罪を悔いたくなるじゃん。涙腺ガバるぞ。

  8. Lemon
    はい終わり。もうだめ。観客への配慮ってものがない。優しい人の後にLemonを流すな。アルバムの時もあれほど言っただろうが。ガバった涙腺から全てが溢れ出すんだよ。ダメだよこんなの。
    もしやあれか、涙で滲んだ目じゃステージ上の米津玄師見えねえだろm9(^Д^)プギャーってことか。おい金返せや。0ひとつ増やしてもう一回渡すから。

  9. M八七
    オデやっぱりこの曲が好きだーーーーーー!!!!!
    イントロなしで米津玄師の声が耳に入った瞬間心臓がギュンッッッッ
    そして今回のライブ青を基調としてるのがまた良い…青と緑の光に包まれて歌う米津玄師、お前がウルトラマンだ。
    「僕らは進む 何も知らずに、彼方の方へ」
    わしもこのまま何も知らずに彼方ステージへ直進して行ってもいいか?
    そして曲の中盤、アーチを描く天井に、映し出される波。光路を見ればさながらオーロラ。ありがとうチンダル現象、ありがとうkrd。愛してるぞ。

  10. MC (2)
    「しょうもなくて長い話していいすか」の一言で幕を開けたMC。おういいよ。いくらでも聞いてやるよ。お前のその歌声も、しょうもない話も、ありがたい話も、全てを聞きにここにやってきたんだよ。

    「マインスイーパっていう世界一面白いゲームがあって」

    !?!?!?!?!?!?
    は?????????????正真正銘のクソゲーやが??????????は???????????????

    「ハマりにハマっちゃってこの前ついに12時間やってたんですよね」

    は?????????????
    認めよう。マインスイーパは正直面白いと。恐るべき中毒性があると。認めようではないか。
    12時間????????夜の6時から朝の6時まで??????????????飲まず食わずで??????????????12?????

    「爆弾探しすぎて曲の納期がどう考えても間に合わなくて、今詰んでる状態でここに立ってます」

    どうして。もうハテナ打つのも疲れたよ。どうしてなの。詰んだ状態でこんなとこ立つな。1万人おるんやぞここ。
    ただ考えてみればあの米津玄師ですらマインスイーパ楽しすぎて納期間に合わなくて詰んでるんだから、わしらがレポート間に合わんくても大丈夫ってことやな!!!というかマインスイーパ楽しすぎたって理由でレポート遅れたらそれ実質米津玄師やん。高専生みーんな米津玄師だ!!!

    「いつもこんなんですよ。ざまぁねえなってね。こんな日々もはや懲り懲りってね。いつもどおりの通り独りってね!!!!!」

    馬 鹿 野 郎 ! ? ! ? ! ?

  11. LOSER
    どこでそんなMC術覚えた!?!?!?!?おい!?!?!繋ぎ完璧すぎるだろ!?!?!?!?誰だ教えたやつ!?おい!?!?!?!?
    ボルテージ最高潮、会場の熱気で全身が蒸し上がる夜に、米津玄師の笑い声が響く、響く、響く!!!!!!
    煽りに煽る米津玄師に、同じだけの熱量で返す。必死に返す。全力で手を振り上げ、突き出し、声を張る。

    「聞こえてんなら声出してこうぜ!!!?!?!!!」

    マスクの壁を突き抜け潜り抜け、最大音量ぶち抜いて叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ!!!!!!!!
    なんてことだ。この瞬間客席の1万人とステージ上が完全に同化した。ギラギラと目を焼く照明、耳をつんざき暴れる音。今この夜は伝説になった。

  12. Nighthawks
    熱気をそのままに、爽やかなのに重く響くイントロ。これだよこれ。最高だよお前。真っ青に光るステージでギター鳴らして歌う米津。ああなんだよこれ。これが現実であって本当にいいのかよ。
    順調な盛り上がりを見せ、迎えたブレイク前の間奏。ここで事件は起こる。
    アレンジを加えてくるギター、中島宏士。奴が奏でるのは…

    天体観測だと!!??!?!?!

    Nighthawksの間奏で!!BUMP OF CHICKENの!!!天体観測のイントロが流れる!?!?!
    藤原基央への愛が深すぎるよぉ…何が起きてるんだよこれぇ…
    馬鹿になっちゃったまま迎えたブレイク。真っ青だったステージが、スポットライトで米津玄師だけを映し出す。静かに歌い上げた後、顔を上げた。

    パァン!!!!!!

    大サビに入ると同時に銀テが弾け飛ぶ。眼に見える全てがスローモーションになる。銀テが光り輝きながら宙を舞う。頭上を舞う光。

    生きててよかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    泣いちゃうよこんなの。銀テの使い所うますぎるよ。あと銀テ飛んでくる範囲広すぎ。スタンド席だったから届かんやろなと思ってたらギリこの辺まで来てうれションするかと思った。

  13. ひまわり
    鮮烈なギターとひまわり色の照明。LOSERから盛り上がり続けている体にビシバシ刺さる。最強だよ。この曲こんなカッコよかったっけ?ありえんくらいかっこいい。叫ぶように訴えるように歌う米津玄師から目が離せなくてだめだった。かっこよすぎる。
    アウトロが終わり、一拍置いてバンドが楽器を打ち鳴らす。鳴らす。鳴らす。楽器の音が止まない。終わらない。終わらない!

  14. ゴーゴー幽霊船
    暴力的なギターのノイズからぶっ続けで入った幽霊船。だから演出家を呼べよ早く。誰だこれやろうって言ったやつ。どうか幸せになれよ。
    昔行ったライブの事前知識として、「ゴーゴー幽霊戦は昔よくやってたけど最近やらない」っていう話を聞いてたから、毎回やるかな…やるかな…ってドキドキしながら待ってんだよこっちは。完璧な繋ぎでぶち込んできやがった。そろそろ拍手し続けている手と振り続けている腕が破裂しそうだがそんなことはどうでもいい。全部忘れてワアワアワアワアだよ。腕の2本くらいくれてやる。

  15. KICK BACK

    お ま た せ
    待 っ て た
    ム キ ム キ 米 津
    轢 か れ ろ

    KICK BACKはなんといっても演出が派手。ステージから火でちゃってるよもう。暴れ狂うように歌うのは細めの米津。もっとムキムキじゃなかったですっけ。ダンサーと戯れながら歌った後、米津玄師が向かったのは何と、ステージの後ろにある骨組み。そのまま工事現場みてえな階段を登りだす。
    そこ登れたんだ!?!?セットの一部だったんだ!?!?!
    なんか今回やけに骨組み出てるなぁと思ったらあれもセットだったんだ??!?!
    え?でもあの骨組みここまで目立ってはなかっただろ。今までどこにいた?
    そこで唐突な手ぶれ映像が観客を襲う!!!米津お前カメラの仕事まで奪うな。ゼロ距離撮影ありがとうございます。あーーいけませんいけませんゼロ距離自撮りはいけませんあーーーーーーーーっ

  16. MC
    怒涛のブチ上がりラッシュではち切れた腕と喉の休息タイム。米津くんさぁ、KICK BACKで叫びすぎ。「喉やったから水飲んでいい?」じゃないよいっぱい飲め。

    <愛してるよー

    始まったよ。なんとしてでも米津玄師に「愛してる」と言わせたいファンと米津玄師の攻防戦が。

    <愛してるよー
    <愛してるー

    「あのねぇ、わかってるんですよ。君たちの魂胆は。愛してるって言わせたいんでしょ?そんなこたわかってるんですよ。

    愛してるよ!」

    いただきました。ありがとうございました。会場中にニチャァ…とした笑みが広がる…わけでもなく黄色い歓声があがる。おいもっとみんなニチャニチャしろよ。あとわし何気に今まで愛されたことなかったから助かる。前のライブでは言ってくれなかった。北陸人みんな臆病すぎてアタックできなかった。ありがとう恥知らずの誰かさん。おかげで愛された。
    ジョジョもドン引きの愛してるラッシュを落ち着かせた米津玄師。
    「何喋るんだっけ」
    ほら〜〜〜〜〜〜お前らの愛で先が見えない〜〜〜〜〜〜

    ひとしきり落ち着いて今回のライブタイトル「空想」について真面目に語りだす米津玄師。国語教師みたいなトーンで語りだす。夜に布団の中で聴いたら5秒で寝れそう。
    「心の中に誰かを住まわせていたりとか、自分自身もそういうことをよくしていて。」
    おい前世でどんだけ徳を積めば米津玄師の心の中に住まえるんだよ。今から世界一周ゴミ拾いの旅でもすれば来世あたりには米津玄師の細胞くらいにはなれるかな。
    空想を通じて現実にアクセスする米津玄師が作り上げた音楽たち。空想、ファンタジーの中からやってきた感性たち。ファンタジー、まさか

  17. 月を見ていた
    フルバージョン本邦初公開だと!?!?!?いいんですかそんなことしちゃって。重厚な音と共にしっとりと歌う米津玄師。ステージ前の花道には光のカーテンを纏って踊るダンサーたち。バックスクリーンには夜の海。米津の頭上には輝く月。腕を振ることも忘れてただただ見入ってしまう演出。思わず土下座。ありがとう。全てに感謝だ。つかみどころのないリズムにもてあそばれながら心地よさに身を委ねる。麻薬だろこれ。

  18. 打上花火
    虫の声がする。夏の終わりの夜の、涼しい風が吹く。海を背にしてそのまま始まる打上花火。DAOKOと共に歌う、祭りの終わりに圧倒的に打ち上がる打上花火とは違う、夏が君を連れて過ぎ去り、秋の夜空に目の内で花開く打上花火。提供曲の本人歌唱バージョンは、ノスタルジックな声と音を駆使して正規とは違う雰囲気でぶん殴ってくる。愛している。
    曲の終わりにドーム全体を照らして開く花火。今このレポを書きながら目の内だけに輝いているあの花火は、確実に祭りの終わりが近いことを教えてくれていた。

  19. 灰色と青
    力強いのにどこか寂しくなるイントロ。これが流れるとライブの終わりを感じてしまう。やめてくれよ。これが最終曲なのか?
    2番に差し掛かり、菅田将暉の歌唱パートをまっすぐな声で歌う米津玄師が挟むアレンジ。聞いたことある。このアレンジをわしは知っている。あのHYPEの時、3年前に志半ばで中断したあのツアーの時も、同じアレンジしてたよな。ありがとう。あの時の全部の思いを乗せて、前に進むんだよな。
    歌い終え、原曲通りふっと火が消えるように止んだ演奏。
    想定と違う…!これは、まだ終わらない!!!

  20. かいじゅうのマーチ
    そうだよな。お前がいないと終われないよな。バックスクリーンによくわかんない記号書いていかないと終われないよな。
    「遠くからあなたに出会うため 生まれてきたんだぜ」
    そうだよ。この会場にいるすべての人間と出会うため、今この瞬間のため、わしは生まれてきたんだ。米津玄師、お前は月だ。観客すべての応援という光を受けて輝け。そしてお前は太陽だ。その圧倒的な光で、私たちを輝かせてくれ。ついにクソでか感情爆発しちゃったじゃねえか。どうしてくれんだこれ。

  21. 馬と鹿
    まっすぐ前を見つめて、マイク握りしめて歌う米津玄師。ここにきて急に、米津玄師がすぐそこに、つい50m先に、実態をもって存在しているという実感が湧いてきて、米津玄師に穴が開くくらいガン見する。
    MVと同様、肩を組んで踊り、米津を囲むダンサーたち。彼らの先頭をきって米津玄師が踏み出したのは、今まで一度も足を踏み入れたことがなかった花道。
    近 い 。
    米津玄師が見える見える。花道の先端まで来てひたすらに歌う米津玄師がまぁ見える。双眼鏡、本当に今回はお役御免だ。
    観客に背を向け、ステージへ戻った米津玄師が、両手を広げてこちらに礼をする。ああ、終わったんだ。バンドメンバーと米津玄師が舞台裏へと戻っていく。ステージを照らしていた照明が消える。誰もいなくなってしまったステージにひたすら拍手を送る。観客全員の拍手の波形が揃い、手拍子となる。そう。

    アンコールの始まりじゃ!!!!!!!!

  22. アンコール
    ふわっとバラけては揃いを繰り返してステージに灯りが戻ることを待つ観客たち。ツアー「HYPE」のグッズである蛍光オレンジのタオルが、暗闇のステージを微かに照らす青色の照明を反射し、明るくオレンジに光る。今回のグッズである腕時計に照明が反射し、キラキラと青に光る。
    このタオルこんなに光ると思わんかった。米津玄師本人に散々「救命胴衣」っていじられたこのタオルが。というかグッズ出したの米津お前やろ。「救命胴衣かと思った。グッズのタオルか。」ってなんだよ。
    血出るんじゃないかと思うほど手拍子をし続けた。ステージが明るくなる。満を持して、米津玄師が再び姿を現す!!!!!

  23. ???

    ???????????????????????????????

    何この曲?????????知らない曲なんだけど??????????
    ステージ出てきていきなり歌い出したけど、え??????????
    待て待て落ち着け。最近ライブのセトリネタバレされるの怖くてあんまり米津玄師関連の情報入れてなかったから、知らないうちに新曲出てたんじゃないか????いやそうだとしても落ち着いてられるか。こちとら米津玄師の曲全曲網羅してんだよ。知りませんでしたで済ませられるか馬鹿野郎。
    大混乱の脳みそを置いて進んでいく曲。赤と青にビカビカと光るステージ。ヤンキー座りする米津玄師。寝転がる米津玄師。
    寝転がる米津玄師??!?!?!
    おま、なんか米津ステージのどこにいるかわかんねえなと思ったら寝てんじゃねえよお前、えぇ????何で寝ながら歌えるんだよ。なんで起き上がりながら歌えるんだよ。腹筋どうなってんだよそれ。ムキムキなのか??????やはり米津玄師はムキムキなのか????????

    「私を見て 私を見て 私を見て」

    見 て る だ ろ う が ! ! ! ! ! !

    これ以上ないほど見てるだろうが!!!!!!!ガン見だよ今!!?!?!そんでこの曲好きすぎるかも!!!?ブッ刺さってるかも!!!!!早くタイトル教えろこの野郎!!!!!!!!

  24. MC
    バンド紹介を兼ねたMCが始まる。さっきの曲が新曲なのか、わしが知らないだけの既出曲なのかは、このMCでわかるはず。さあ真相はいかに。

    「ベース、須藤優!
    ドラム、堀正輝!
    キーボード、宮川 純!
    ギター、中島宏士!
    ダンサー、チーム辻本!」

    きました我らがバンドメンバー。幼馴染の中ちゃんと、ベースのすってぃー、ドラムの堀さん。キーボードの宮川さんは今回初めてかも。そしてダンサーのみんな。チーム辻本、いつもありがとう。みんなありがとう。ありがとう。
    そして馬鹿野郎である中ちゃんのスーパー漫談タイムが始まってしまう。

    「カニが二匹で筋トレしてて。」
    「筋トレしすぎて人間になってて。」
    「クラブブラザーズがガッッシリ肩組んできて。」

    何を言っているんだお前は????多分この会場の中で米津玄師だけが本気で笑っている。内輪ノリを世界に、とはこのことか。
    わしは思う。みんなわけのわからん冗談だと思ってるけど、奴には本当にクラブブラザーズが見えている。見えているはずなんだ。じゃないとこんな話に説明つけられないよ。今まで聞いてきたどんな話よりも意味がわからないよ。
    あとこんな話の要所要所でドラムとベースかき鳴らすんじゃない後ろの二人。中ちゃんがドヤ顔したら「ツクテーン」って鳴らすんじゃないよ。お前らのせいでこんなしょうもない話にちょっと口角上がっちゃうだろ。
    ゴミカス漫談もひとしきりついて、次の曲へ進む雰囲気。

    さっきの曲結局何だったの!?!?!?!?!?

  25. POP SONG
    開幕のラッパと会場を包むオレンジ色の光。独特なステップを踏みながら踊る米津玄師。コケるなよ。
    さっきの謎曲に気を取られるままそれでも手拍子をする。米津玄師がロボットみたいな動きをして、礼をする。頼むから演出家を出せ。さっきから何回言わせるんだよ。ここに呼べ。今すぐ。このクソでか感情のやり場を作らせろ。

  26. Flamingo
    いいんですか???!?!アンコールにこんなに詰め込んじゃっていいんですか!?!?さっきとは一転、ピンクに染まる場内。いつもよりこぶしが効いております。演歌歌手もびっくりだろ。
    2番に差し掛かる直前。例の部分。
    「あ、あ、あ、あ…ハイ↑」

    はい??!?!?!?!
    なんだよお前そんな高い声出たのかよなんだよなんだよ
    この部分はいつも遊び心が出るというか思ったよりニコニコな返事が返ってくるというか…めちゃくちゃ元気じゃねえか。
    こぶし効かせまくりのCメロ。カラオケで歌っても絶対そこ再現できないんだよな。どうやってるんですかそれ。

  27. 春雷
    いいんですか!?!?!?!?!?(2回目)アンコール豪華すぎるやろ。毎度恒例のカラフルな映像と共に「好き」という言葉が一度も出てこない文学シャイボーイのラブソングを米津玄師が歌う。日本語って綺麗だね…(思考放棄)
    手拍子と腕振りを器用に使い分ける観客たちよ、それどこで覚えたんだよ。わしに黙ってみんなで練習してるだろお前ら。

  28. LADY
    バックスクリーンに白線が引かれていく。ついに大トリ。これがほんとにほんとの最後だとなんとなくわかる。MVで、初めは道路に引いてある白線を、子供のように無邪気に渡っていた米津玄師。段々地面が遠くなり、落ちたら終わりの白線の上を渡って、それでも諦めずに歩き続けてここまで来てくれた。感謝…今夜わしはお前に、お前らに心からの感謝を送ろうじゃないか…米津玄師の音楽をここまで届けてくれて、本当にありがとう。関わってきたすべての人間に、クソでかBig Love差し上げちゃおう…
    照明が米津玄師を照らす。観客を照らす。私を照らす。この空想のような素晴らしい夜は終わり、また現実に戻る。この夜の記憶を、肌で感じた熱気を抱き締めながら、また今日から生きていける。素晴らしいじゃないか…ひーん泣きそう。

    ステージから、真っ直ぐに観客を見つめて、バンドメンバーたちと一緒に礼をする。礼をしたいのはこっちの方だよ。ありがとう…ありがとう…
    演者がいなくなって暗くなったステージに、エンドロールが流れる。このエンドロールから誰か一人欠けても、観客席から誰か一人欠けても、このライブは成立しなかった。今夜、完璧な状態でこのライブは終演を迎えた。エンドロールの終わり、中央に映し出されていたREISSUE RECORDSの文字とねこちゃんが消え、会場全体の灯りがついた。ありがとう、さようなら、米津玄師。またいつか。

会場が明るくなってからも、座り込んでしまってしばらく動けなかった。まだぼんやりした頭でよろめきながら会場を出て、すっかり暗くなった道を歩く。車に乗ると、さっきのことがもう夢だったんじゃないかとすら思う。
本当に最高のライブをありがとう……

9000字ちょっととかいう長々としすぎたライブレポはここで終わり。
Nighthawksで銀テが出てきた時に、親さんが銀テを追いかけるのに必死になりすぎて客席から転落するガチ馬鹿野郎ムーブをかました話はまた今度。

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