誰もが望みながら

「リバウンドを制すものが試合(ゲーム)を制す」



湘北高校バスケ部キャプテンの赤城ゴリが桜木花道に放った一言


もしシュートを打たれても、リバウンドに成功すれば反撃の糸口になる

しかし、失敗すれば至近距離から相手の攻撃を再度食らうことになる


「リバウンド!!」


そう叫んだ赤い髪の青年が敵陣に向かって駆け出していくのは何年も前のことになる



あれから時が経ち、covid-19がオフェンスの状態が一年続いている


ゴール下の中小・零細企業はスタミナの限界、敵のマークについた医療関係者も目の前のことで精いっぱいだ


仙台では感染者数が急激に増加し、県は独自の緊急事態宣言を発出した

大阪では変異型のウイルスによってはじめての死者が出た

東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県では緊急事態宣言が解除されようとしている


どこがまずい、どこが悪いの問題ではなく、今後、我々全員にとって重要なことは「リバウンドを制すこと」


お花見、卒業旅行、歓迎パーティ、パン祭りなどさまざまなイベントが重なるこの時期こそ、ディフェンスが薄くなりやすい


たかが2点、されど2点

この2点が自分の大切な人を失うことになるかもしれない



心の中で、日本キャプテンの菅「主将」が口をタコのようにして叫んでいる


「集中だ!シューチュー!」


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