これがあるから憂鬱になるのだ。
おべん・チャラ―とは、note毎日更新を新年の抱負に掲げた矢先に更新が深夜0:00ジャストになってしまい膝から崩れ落ちた計画力皆無の人間である。
ついに2020年になり、東京オリンピックもそろそろ目の先くらいには見えて来た。
2020年はnote毎日更新と同時に他のクリエイター様のnoteを3本は読む様に心掛けた私は、先日こんな良記事を見つけた。
大いに大賛成!早急に法整備を!
現場で働く者としてはぶっちゃけるとその一言である。クリスマスを過ぎてからの年末年始は売り場にとって地獄でしかない。
クリスマスが終わり一気に売り場は年末ムード、初売りに合わせた冬物値下げに、売り場の配置やレイアウトを変えるのも一苦労。
やらなければいけない仕事は目白押しだが、レジも打たなければいけない。セルフレジが導入される日を心待ちにしている次第である。
昔は元旦休みの企業が大半だったと聞いた。私が物心ついた時にはもうほとんどの商業施設が年中無休というアホみたいな制度で営業していた。国民が家族でゆっくりできる古き良きお正月は何処。
カレンダー通りに休むのがずるいよねっていう話ではない。むしろどんどんと休め。
ただ、その間働いている人にそれ相応のリターンがあるのは当然じゃない?という話だ。「繁忙期」なんて誰も働きたくない。働きたくない期間を働いているんだから、相応の対価を望む事は至極当然の事と思っていただきたい。
因みに今期の私の正月休みは、12月31日、1月3日と4日だった。
今回はかなり恵まれた方だった。例年ならば1月3日だけ休めればいい方だ。しかし休む方も、その間代わりに働いてくれる売り場の人に、少し後ろめたさを感じて休まざるを得ない。その分働いている人に「繁忙期手当」があれば、こちらとしても大手を振って休めるというものだ。
百歩譲って正月手当は無くてもいいから、二年に一回ずつ全国民が正月休みを享受できるようには出来ないんか?
良くは無い頭で考えているので色々と穴があるとは思うが、具体的な提案として二年に一回民間企業は正月休みをとれば良いのではないか、と思っている。
小売業にも元旦休みは増えて来たとはいえ、やはり年中無休というブラックな利便性に慣れ切った私たちは、元旦から買い物に行きたい事もあるだろう。
春から進路が別々になる親友と最後に福袋を買いに行きたいかもしれないし、思いもよらぬ人から年賀状が届いたが家のパソコンで印刷する用の無地年賀状が切れていて、慌てて印刷済みの年賀状を買いに行かなくてはならないかもしれない。因みに後者は学生時代の私がよくやった。
大丈夫だと思っていたけど家のお醤油が切れてしまうかもしれないし、集まった親戚で鍋を囲む為に用意したポータブルコンロのガスボンベが一本足りなくなるかもしれない。
その時の為に「私たち」は必要なのだ。わかる。大いにわかる。
私だってカレンダー通りに休めていた時分は、毎年始めの初売りを楽しみにしていた。だけど小売業の皆さんは例え正月にたまたま休めたってゴールデンウィークも同じように休めるわけでは無いのだ。国民の休日とは何なのか。小売りに従事するものは国民ではないのか、どうなんですかABEさん。
だから二年に一回、企業単位で元旦休みを取るのはどうでしょう。2020年はAというショッピングモールが休みでも、市内のBというショッピングセンターがやっている。2021年の正月はBはお休みください、変わりにAが頑張るから。忙しいお正月に働いてくれてありがとうね。
2020年にコンビニのCが休みでも、少し足を延ばせばD社のコンビニが年末年始を営業中だ。代わりに来年はCにお任せください。
ただこれは小売りとか配送とかに限った話であって、交通機関など難しい話かもしれないので、そこは正月特別手当でいいと思います、はい。
人間社会に「当たり前」と言うものはない
材料があるから、作ってくれる人がいるから食べられる。食事と同じだ。
自分が楽しめる時に、それを支えるために働いてくれる人たちの存在を、忘れてはいけない。
ちょっとした「ありがとう」の一言だけで、繁忙期を生きる私たちは救われるのだ。
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