百舌鳥夜話(6thNight):ヤツ(花粉)とオレとの終わりなき聖戦
この時期に鼻や喉から体調を崩して「花粉症で」と言っても、心底理解してくれた方は少ない。
自分はこのアレルギーに年中悩まされている。
これにハウスダストも加わってるって云うんだから目も当てられない。
体調も不安定になる。
そうすると最優先でカラダを気遣うので何も出来なくなる。
自分は春より秋の方が精神的にも身体的にも堪える。
それは"気付くと既にやられている"からだ。
花粉症は事前対策がとても大切だと思っている。
春だと1月末〜2月頃には後述する自分流の花粉症対策と、普段かかりつけている医師から薬を貰っておき「さぁ来いっ」と臨戦態勢を取る。
もう全然怖くないぞ! と。
だから春の花粉なんてこのオレの手にかかれば、
こうやって!
こうだ!!
…と云う気持ちは携えている。(負ける時もある)
しかし秋は…と云うか、9月10月くらいは何故か準備出来ない事がよくあるのと、若干発症にズレが生じている為、いつの間にかもう迫っている。
だから時期の忙しさにかまけていると
ヤツはこんな感じで現れ
こう襲いかかってくるのだ。
……もう返せない。
春と秋では症状が少し異なる。
春は目の痒みが強く、そして鼻水だ。
秋は正に滝のように鼻水がダラダラ落ちる。
鼻水が落ちる事で喉をやられ、咳をし、頭痛や熱を持ち始める。
よって「花粉症で」と伝えても「風邪」と見做され最悪インフルエンザ検査まで強制される事がある。
今春、花粉症ユニオンの皆さんはどうだっただろうか?
花粉症なのに「コロナウイルス」の可能性を疑われた方もいるのではないか。
(重篤でない限り、胸部レントゲンか血液検査で白血球数やCRPの値を見て感染症の有無を調べたと思う)
風邪とアレルギーは症状こそ近いが全然違う。
…と云う弁は花粉症じゃない人には分からない。
だから、花粉症だっつってんのに即コロナやインフルエンザを疑われる。
もちろん花粉症から風邪に以降する流れもあるので非常に損だ。
自分の場合、先に挙げた対処を万全にしている為か、今春は奇跡的にそこまで重くなかったし何せ目が痒いのでゴーグルさえ付けてればどうにかなる。
ここで自分流対策をご紹介しよう。
それは「甜茶」だ。
エビデンスが確実に取れているかと云うと決してそうではないのが難だが…。
とある研究では甜茶のポリフェノールがアレルギーに効くと言われている。
その裏で甜茶が効果的だと答えた人は15%程度と割合は低い。…自分はその少数派の1人だ。
個人的な話しだが「飲んだ時と飲んでない時」とを比較した結果。
発症してから飲んでもあまり意味はなく、遅くとも1ヶ月半前から飲んでおく事で症状が若干和らぐ。
効くか効かないかではなく、試した事が全く無いと云うブラザーが居たらやってみて欲しい。
味は、お茶にしては甘い。だが紅茶やハーブティーが好きな方なら美味しく飲めると思う。
飴じゃダメだ(個人の感想です)
ハーブティーや健康茶同様、習慣化する事でカラダ全体に成分を行き渡らせる必要があるからだと解釈している。
じゃあ常に甜茶を飲んでりゃいいじゃん。
と思うだろう? …それは飽きるんだ()
で、今秋はそれを怠ったから酷い事になった。
今年は壊滅的に忙しかったからか、ヤツ(花粉)がもうトップロープに乗っていた事に気付かなかったのがそもそもの敗因だ。
気付いた時にはもう
こんなだった。
最初はまだ急遽買った抗ヒスタミン薬で抑えられると思ってフォールには耐えたが、
結局、こうなって終わりだ。
今秋は惨敗だった。
引越したから普段の薬が無かったのも痛い。
自分の忙しさは年末まで続く。
自分じゃなくても、ブラザー諸君もそうだろう。
だが、そんなこんなしているともう…。
「春が来る……(怖)」
と云う事は、
「ヤツ(スギ花粉)も来る……ッ!」
来春は例年同様迎え撃ちたいと思っていた矢先に病院で「とある張り紙」を見つけた。
そこには
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)
と書いてあった。
破道の九十一
「千手皎天汰炮(せんじゅこうてんたいほう)」
なんだそのBLEACHの技みたいなのは。
花粉症はアレルギーで、アレルギーの元になるのがアレルゲンと云うもの。
それは食物アレルギーでも同じ。
舌下免疫療法は舌の下にアレルゲンを含んだ治療薬を投与する事で治したり症状を和らげる。
と云う。
アレルゲンの治療は注射が主と思っていたが、これなら病院に何度も行かずとも投薬でどうにかなるのは嬉しい。
しかし……かなり根気の居る治療法のようだ。
確かに毎年毎年対決するにはもう疲れた。
やってみようかと興味はあるので、やるやらないは別として、医療関係者のツテで情報を得ようと思う。
もし治療中、もしくは完治か根治した方が居たら教えて欲しい。
……お願いします(切実)
花粉症が治る世界。
そんな事が出来たらどんなに幸せだろう。
もしそんな事が出来たら、
オレは高らかに叫ぶだろう…。
イャオゥ!!
……ありがとうございました(達成感)
編集後期:
自分、実はプロレス好きです(笑)