日曜料理劇場#40:渾身のきつねうどん
早いもので40回目。
いつもありがとうございます。
今回は「我が家のうどん」を紹介します。
僕は出身が山口県下関市で、うどんも"西の味"になります。
子どもの内には東京に引っ越したのと濃い味が好きだったので、この薄い感じのつゆが好きになれない時がありました。
でも今となっては出汁が効いてるコッチの方が好きで、長らく試行錯誤して「おふくろの味をベースにした自分のオリジナル」が出来上がりました。
自分のブレンドは
「いりこ×こんぶ×かつお」3:2:0.5の割合
になりました。
おふくろの味はかつお出汁のみなのですが、色々食べ歩いた結果辿り付いたのがこの組み合わせです。
その出汁に400mlで大さじ1.5杯程度の薄口醤油を入れて、みりんを適量入れます。
みりんと云うのがメジャーなのか分かりません。
ウチはずっとそうなので。
そうすると少し甘い風味が出る気がします。
これはうどんに限らずですが、出汁も色々な種類があるので試して好きな味を持っておくのは凄く良いと思います。
お店でも料理によって出汁を使い分けているように、ご家庭でも今は簡単に手に入り長持ちしますからね。
たぶん自分が出汁好きというのもあるのかもしれません…。
と云うのも、つけ麺の割スープを入れずにそのままレンゲに入れて飲むくらい好きなので(笑)
割スープが美味しい所は何でも美味しいと思います。
話を戻して、この「いりこ×こんぶ×かつお」の組み合わせは息子が最初にお世話になった保育園で試食させてもらった「おすまし」が決め手でした。
その保育園は朝イチで、いりこ、こんぶ、かつおの出汁を取るところから始めていて既製品ではなかなか出ない香りと絶妙なブレンドに感動しました。
残念ながらレシピは教えてもらえず恐らく「いりこ×こんぶ」だけと推察していて、そこから再現する為の実験の繰り返しで。
更に大好きなうどん屋さんの味をミックスして完成しました。
この工程は幸せのひと時です。
トライ&エラーと云うやつで、やった分だけ味を知れ、身体に染みつく瞬間が楽しい。
だからこそ料理が趣味になって、何10年も飽きずに続けられるのでしょうね。
忙しい皆さんへの献立の足しになれば嬉しいです。