声真似手法について(続き)〜2020年ありがとうございました。
「真似をする上で大切なのは、その人の事をリスペクトする事である」
確かコロッケさんの言葉だったと思うのですが、この言葉が好きです。
仕事に於いてもそう言えます。
この人のようになりたいと思ったら、その人の仕事の仕方を真似る…と云う点で。
僕がしているのも極論それです。
架空の人物ばかりで実在しない方が多いんですが、愛情と敬意を持ってイジってます(笑)
と云う事で、今回は大量に生産してきた「声真似をする上で気にした事や、その手法等」についての続きです。
…実は声真似配信当初は「声真似」と云う言葉を敢えて使ってません(確か)
タグとしての宣伝広告だったり、標語的にスクリーニングされやすい言葉として付けてました。
自信が無かったのは言うまでもなく、僕の中ではあくまで"特徴"を真似る事を重点に、その延長線に"声"も頑張りました感があった方が……メンタルの問題で(笑)
特徴を捉える為の方法で、その対象を深く細かく掘り下げる以外のやり方を僕は知りません。
知ろうとする事は興味を持つ事で、興味を持つ事は好きに繋がると思います。
それが物語の人物だと声を出す人の特徴やお芝居の仕方とかどう云う演技プランでやられてるのかに及び、この辺は正直真似でなくても「好きな作品やキャラクターへの造詣が深まる」のでオススメです。
表面的に声だけやると、それこそ地声が近いとか喋り癖が似てるとかの先天的なモノで無い限りなかなか寄らないんですよね。。
この論理だと「実は誰もが、誰でも出来る」と言えます。
分かりやすいところで言うと…。
サザエさんのアナゴくんがイイ例です。
文字にすると、
おーいぃ↓ フ↑グタくん〜ん↓
こ↑のあ↑とぉ、いっぱいぃ↓ ど↑ぉだいぃ↓
抑揚点としてこんな感じに喋ってみる。
言わばメロディとでも云いましょうか。
そうすると音程(キー)は別としても「アナゴくんをやってるな」と云うのは通じるはず。
そこに声の特徴を入れ込む…と言ったカンジ。
聞き手も耳で感じるものなのでキーが全く合わなさすぎるとそれが真似であると実感出来ません。
その辺の塩梅はとても難しいところですし、まるで違うとメンタルが酷くえぐられます(笑)
ただ、面白い発見もあります。
ルパン3世が良い例で、やる内に段々と掴めてくる事があるんですね。
特徴の中には巻き舌であったり声の震え等の技術を要するものがあります。
特徴が分かっていても、それを表現出来なければ意味がない。
ルパン3世なんかは当時は全然でした。
今は…多少の技術が身についたのか、ちょっと近付いた気がします。
よって、声を出している性別が同じなら、声は似なくても喋り方で近い所には持っていけるはずと云う乱暴な理論(笑)
是非お試し頂きたい。
もちろん不可能なのもあると思いますが…今は分かりません。
僕の主力のものは現在ムスカ大佐とシャア少佐になりますが…、いくら地声に近いと言ってもそれなりに声を作っているつもりです。
僕自身が真似をする際に声の雰囲気を変える方法は以下です。
発声する時の口のカタチ
喉の開閉具合
舌の位置
鼻の掛け具合
声の震わせ具合
音程の高低差
音量の強弱
息の出し方の強弱
この8つの複合に加えて「本人になるように気持ち」で、どうにかこれまでやってこれています。
例えばムスカ大佐は喉を解放して口のカタチも開いて居ます。
逆にシャア少佐は基本口を「イ」のカタチにして喉をやや圧縮し、舌の押し引きと音量で作っています。
立木文彦さんは、喉を極限まで圧迫して口をあまり動かさず、歯を食いしばるような感じでやや声を震わせて口腔内の反響)リバーブ)で喋っています。
ルパン3世は、分かりません。あれ以来ずっと練習している内にトラウマが消える程度にはなりました(笑)
口を横に開き鼻にかけるような声+震わせを最大にしてるような感じ…かなと。
バカ殿様の声を低くしたようなイメージです。
自分はなので、他の方がどうしているか等は全然分かりません。
一時期はモノマネ指南の動画も観てましたけど、今はもう見てませんね。
これらの要素を細かく組み合わせたら、色々な声になれて、正しく前回挙げた「怪盗キッド」が実現出来るようになるかもしれません。
…結局時間的にこれが2020年最後の投稿になりそうで、振り返る事も出来ないバタバタで…申し訳ありません。
でもまぁ今年ラストもラストで「声真似への可能性」が広がったのは、大きな収穫でございました。
来年も「特徴を掴む」事に重きを置きながら、皆さんに笑ってもらえる投稿を作って参ります。
記事の振り返りはたぶん年始にでも(笑)
フォローしてくださっている皆さまには特に、本当にお付き合いくださりありがとうございます。
ひとつ確実に言える事は
「オトナになって友だちが増えるとは思わなかった」です。
そして活動の楽しさを十二分に実感出来ました。
これらは読んで、聞いてくださった皆さんのお陰です。
本当にありがとうございました。
ではまた来年、お目に、お耳に掛かりましょう。
締めは「かつてコドモだったオトナたちへ」にちなんで、懐かしい言葉で。
良い夢見ろよ! あばよ!!