ジニエとジビエは似ている? 野性の大人女子にはジーニーの力も必要だ
「ジビエブラジャーください!」
大人女子御用達の楽々ブラジャーがテレビショッピングで紹介されていた。
「3枚11,000円のところを、今回はもう3枚お付けして6枚でこのお値段です!」
「しかも番組終了30分以内なら、なんと!もう1枚お付けして、7枚で11,000円! 11,000円です!」
1,1000円÷7枚=1571.428571428571円 1枚1571円か。
何てお求めやすいお値段でしょう!7枚まとめても、独身時代のブラに比べて1枚分の値段にもならない(バブルの尻尾のころです)
これは買うしかないでしょう、夏だし洗い替えはたくさんあったら嬉しいよね。
なんちゃって家計ミニマリストとして、買うからには番組終了30分以内で。急がないと1枚ゲットしそびれちゃうよ~。
勇んでスマホを握りしめて、コールセンターに電話する。
「○○テレビショッピングで紹介された、ジビエブラください!番組終了30分以内なので7枚セットになると聞いたんですが」
一瞬の間の後、受付の人は丁寧に答えてくれた。
「ジニエシークレットブラ 7色7枚豪華スペシャルセットですね」
知ってた!ジビエじゃなくて、ジニエって知ってた!ついうっかり言い間違えただけだもん。
それというのも、先日大人女子会でランチに美味しい焼肉屋に行きましょうという話になったのだ。
ランチと夜営業とでは肉の質が違いすぎる所が多いと思わない?というところから、ランチタイムでもそれなりのお肉の質とボリュームのあるお店を皆で次々に上げていく。
そんな中で初めて聞くお店を上げた大人女子がいた。
「名前をよく覚えていないんだけど、『モーモー亭』だったと思うの。絶対にそこが良いわよ!」
その界隈はわりと良く通るが、そんなお店あったかな?皆で首をひねって場所の特定をする。新しいお店の情報は国道○号線の側で、コンビニのある交差点脇にあるらしい。
「そのあたりに焼肉屋は○○○しかなかったと思うけど?」
「それだ!そこのランチが美味しいのよ~」
ハァ!?モーモー亭どこ行った?まったく、チラリともかぶってない。音から文字数まで全然だ!
こんなことは大人女子集会では日常茶飯事なので、「いやぁね~アハハ」と笑い合ってスルーしていく。そこの焼き肉屋では運が良いと裏メニューのジビエが食べられるらしい。
そんな記憶から「ジニエとジビエは似てる」と連想したことで、自ら罠にかかった私。音が似ていて文字数が同じというだけだった・・・。
ジニエ通販サイトによると、
ジニエブラのサイズ選びのガイドによると、「迷ったら1サイズ上のものをお選びください」とある。サイズが合わない時は30日間はサイズ交換してくれるそうだ(ただし全部取り替え)
私はこれから痩せる予定だから、ピッタリサイズを買う予定。痩せると今買ったブラが1サイズ上ということになるよね(希望)
しばらくして到着したジニエブラを試着してみた。ピッタリサイズ・・もう少しゆるくてもいいかな。やはり1サイズ上のブラと交換してもらうべき?これが当初の3枚セットなら即、1サイズ上に交換してもらったが、7色7枚豪華スペシャルセットが仇となる。
こういうノンワイヤー・ノンホックタイプのブラはあっという間にゆるゆるになりやすいの。着用方法が足から履いて上まで持ってくるんだから。
着用後に伸びることを考慮すると、1サイズ上に交換して7枚全部が伸びてしまったら使えなくなってしまう。ピッタリも伸びればゆったりだし・・・。
このままピッタリでいくか、1サイズ上にするか悩んでいると娘が言った。
「お母さん、胸は甘やかすといくらでも自由に流れるのよ」
ジビエはフランス語で、日本では「野性鳥獣肉」と訳される。畜産ではなく野性の肉を指す。
大人女子の胸は野性の肉だ。若い女性達のようにきちんと元の場所に収まっていない。ある時は流れ、ある時は左右にそっぽをむく自由気ままな野趣溢れる存在なのだ!
ジビエな胸を、願いを叶えてくれる精霊の力で矯正してほしい。背中の肉がおとなしくブラの中に入れば、バストが後2つ位できそうだけどね。
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