介護と育児は似ている どちらも良い距離感が必要だ
介護と育児 やっていることは同じなのに
30数年義父と同居していて、最後は介護していた。認知症が進み、夜中の3時におやつと温かい飲み物が出て来ないと「老人虐待だ! 警察を呼ぶぞ!」と叫ぶ。
ワタシは悪い嫁なので、「自衛隊も呼んだらどうですか~」とやり返す。夜中の3時に住宅地に自衛隊が出動するってどんな状況よ、と深夜のハイテンションで笑いながら、24時間営業のドラッグストアにオムツとおやつを買いに行く。
近所のドラッグストアは介護用品の隣がベビー用品コーナーで、ついでにその向かいがペット用品コーナーだ。天国と地獄というか、隣同士なのにあっちのチームは輝いている感じ。
同じオムツでも赤ちゃんのオムツは小さくて可愛い。新生児のオムツサンプルを見ながら、ボーっと妄想する。夜中に起こされても、騒いでも、オムツ替えも苦にならないだろうな。二時間おきに呼ばれても、嬉しくていそいそと見に行くんだろうな。
その時は一人娘の結婚が決まってもいなかったのに、早くもまだ見ぬ孫の顔を妄想して、オムツの前でニヤニヤしていた。夜泣き専門のヘルパーさんとか仕事ないだろうか、産後のサポートのボランティアとかやりたいと、終末期の介護に明け暮れると新しい命に触れたくなる。
これは気を付けないと、溺愛しそうな気がする・・・。
推しは孫っていいよね!孫との距離感=推しという概念
孫は可愛い。何もしなくても可愛い。どうやっても可愛い。起きても寝ても泣いても可愛い!
昔からおばあちゃん子は三文安(他の言い方も有り)と言われていた。きちんと育てている祖父母の方がもちろん多いと思う。でも好きなだけ甘やかす祖父母だったら、それはワガママっ子に育つでしょう。両親ほど責任は無いから、孫に受けるために甘やかしちゃう。
将来甘やかされた孫が何か問題を起こしても、その時には祖父母はさっさとあの世に逝ってるからね。その時後悔しても、もう遅い!
昔とは時代が違うし、令和のおばあちゃんは色々な仕事や趣味で忙しい。孫や子供夫婦との「ちょうどいい距離感」を表す言葉を考えると「推し」がいいかなと思う。
昔は(今も某業界とか)贔屓と言ったけれども、最近は推しと言うらしい。大好きだけれど、独占したり束縛したりはしない。ひたすらに愛を注いで、見返りは求めない。ひそかにサポートして、推しの幸せのために尽くす。
ク~ッ、無償の愛に涙が出ちゃうよね。可愛いからこそ、趣味は孫です・推しです、という距離感だと過干渉になりにくいのではないか。大切なのは本職(保護者)の領分を犯さないこと。教育方針には基本的に口は出さない。
もちろん助けを求められたらガンガン行くけどね!趣味だからこそ、全力が当然だと思うのよ。それに自分の子育て時代にやってあげたかった事が今ならできる。一度通った道だから勝手がわかっている分、余裕をもって孫育てできる。
あくまでウチの場合の前提条件として
両親(自分達)の健康に問題がない
一人娘(他県に嫁ぐ)
娘からのヘルプ
仲が良い
というのはあると思う。
老後の趣味の一つに「孫推し」お勧めです!
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