エーテルグライダー ルール&リプレイ
ルールの簡単な説明と、リプレイの紹介をします。
※リプレイから見た方が雰囲気を掴めるかもしれません。
初見の方が、基本的な動きを理解することを目標とします。
インストール時間の短縮になればと思います。
ゲームモード
ゲームモードは2種類。
通常モード(マルチプレイ 2~5人用)
ソロプレイモード
セットアップや終了条件に少し違いはありますが基本部分は変わりません。
アクション
1ターンのアクション権は2回。
ただし、アクション権を消費しないフリーアクションがあります。
1.航行
宇宙船の移動です。
初めは2マス移動しかできません。
最大3回の強化により2→3→5→8マス移動になります。
惑星に到着時、乗客・荷物があれば荷下ろしして報酬を得ます。
2ー1.積込
乗客・荷物を宇宙船に積み込みます。
惑星に停泊している時のみ実行可能です。
例)赤色の惑星に停泊中、青色の惑星行きの乗客を乗せる。
初めの容量は2しかありません。
乗客は2、荷物は1の容量を必要とします。
そのため、未強化では乗客1人か、荷物2つしか積めません。
2-2.転送
停泊している惑星の荷物配達(通常依頼)を全て片付けます。
惑星に停泊している時のみ実行可能です。
例)赤色の惑星に停泊中、赤色の惑星向けの配達を行う。
即時完了となる分、報酬は少なくなります。
3.取引
フロル(通貨)を消費して下記サブアクションを実行します。
惑星に停泊している時のみ実行可能です。
初めの取引回数は1しかないため、下記の内1回のみ実行可能です。
強化することで1アクション権で下記を2回実行可能になります。
3-1.投資
停泊している惑星の後援者に投資をして、特殊効果を入手するか、実績を獲得します。
3-2.雇用
フロルを払い乗組員を雇用します。
乗組員を配置することで宇宙船を強化できます。
3-3.建設
停泊している惑星の周辺に自社の施設を建設します。
3-4.寄付
フロルを支払い勝利点を獲得します。
EXー1.配置
乗組員を宇宙船に配置して強化します。
EX-2.再配置
配置済みの乗組員を別の個所に配置します。
エーテル結晶を2つ消費します。
リプレイ
ゲーム開始前
ゲームはソロプレイで「大嵐」(Very Hard相当)を選択。
マップは4色のエリアに分かれており、各色に支星と本星があります。
支星は中央寄りの惑星、本星は4隅の惑星です。
また、各色エリア毎に統治者が存在します。
今回ゲーム開始時に選んだ後援者は、種族テラリア(人間?)のヒルダ。
今回の黄色エリアの統治者でもあるため、何となくシナジーありそうです。
黄色エリアの後援者を選んだため、宇宙船も黄色の支星スタートです。
ゲーム準備として、支星周りにタイルが置かれます。
あまり良い配置ではありませんね。
支星の回りには、エーテル渦、エーテル流、宇宙怪獣、デブリがあります。
移動力をロスせずに動けそうなのは上方向だけです。
続いて依頼を確認します。
緑の依頼が圧倒的に多いです。
黄から緑のエリアへは対角線になるため、苦しい感じがします。
最後にシークレットカード(秘密の指令)を確認します。
今回選んだゲームモード「大嵐」は、シークレットカード3枚の内、2枚以上を達成しないとGame Overになります。
運よく達成しやすそうなカードで助かりました。
また、真ん中シークレットカードの条件が「収入35以上」のため、
後援者の特殊能力は「新しい色の投資タイルを獲得するたび、収入2追加」を選びます。
ゲーム開始
ソロプレイの場合ターンはなく、20アクションで終了となります。
8アクション目で1期終了、16アクション目で2期終了、20アクション目で3期終了です。時間的余裕がないため効率よい行動が必要です。
1アクション目:積込
まずは荷物か乗客を乗せないと始まりません。
赤色の支星の方向にはデブリとエーテル渦があり、移動が困難です。
そのため、少し遠いですが緑色の星を目指します。
つまり、緑色の依頼を狙います。
宇宙船の積込能力は初期では「縦横つながり」のある2枚を積めます。
つまりオレンジ枠部分はOKですが、紫枠部分の積み方はできません。
※宇宙船を強化すれば可能です。
しかし、積み方はOKですが、乗客は容量を2必要とします。
宇宙船の初期容量は2のため、2人をつれていくことはできません。
そこで、配置で容量を2回強化します。
※開始時に乗組員(強化リソース)を2つもらえています。
わかりにくいですが、画像中央上の黒いキューブが強化リソースです。
初期容量は2ですが、強化したことにより4になりました。
赤枠部分です。
続いて、積込により乗客2人を宇宙船に載せました。
オレンジ枠部分です。
※画像中央の銀色キューブはアクション回数を管理しています。
※8個の銀色キューブが無くなったら1期終了となります。
※積込をしたため1キューブ積込部分に置かれ、中央に7個になりました。
2-5アクション目:航行
タイルが置かれていない場所(青字のUnknown)は、未調査エリアです。
宇宙船の移動により侵入した場合は移動力が余っていてもその場に停泊してエリアを調査し、ランダムにタイルを配置します。
また調査の報酬として4フロル(通貨)を獲得します。
今回2~5ターン目は全て移動に費やしました。
緑の支星への最短ルートであれば4ターン目には到着可能ではありました。しかしどうしても12フロル(通貨)欲しかったため寄り道をしてフロルを稼いでます。
緑の支星に到着しましたが、宇宙船に載せているのは乗客2人です。
そして、荷物は支星でも本星でも荷卸できますが、乗客は本星でないと降ろすことができません。
6アクション目:取引(投資)
緑の星はアラクネの首相が統治しており3種類の特殊効果が入手可能です。
お目当ては中段の「ストリング星系鉄道」です。
本来は本星でなければ降ろせない乗客を、支星で降ろせるようになるため今の状況にはうってつけです。
右上に記載されている10フロルを支払い、獲得します。
右下に記載のある収入4、初期に選択した特殊能力による収入2の
合計収入6を得ます。
入手した「ストリング星系鉄道」の能力を使い、2フロルを払うことで
乗客を1人降ろします。(この時点でちょうど0フロル!)
降ろした乗客からの報酬でフロルを入手し、さらにもう一度2フロルを払うことでもう一人の乗客も降ろします。
自転車操業ですが、何とかうまくいきました。
報酬にはフロルやエーテル結晶のほかに、実績チップもあります。
たとえば赤枠部分は「生物」の実績チップです。
実績を集めるごとに即時の報酬としてフロルや宇宙船強化リソーソなどがもらえます。
また縦のビンゴを達成するごとに勝利点がもらえるため、積極的に集めることが必要です。
7アクション目:取引(建設2回)
ここまでで6アクションを消費しており、8アクション終了後に発生する決算まで残り2アクションしかできません。
決算では収入分のフロルをもらえるため、収入を増やすとお得ですね。
今後の方針を決めるために、まずは依頼状況を確認します。
・・・まとめて取れる依頼は少なく、青の荷物2つくらいです。
青の荷物は青の支星に届ければ良いため、マップを確認します。
残念なことに、緑の支星と青の支星の間には邪魔なタイルがあります。
また、4マス離れているため複数回の移動が必要になってしまいます。
そこで、収入の増加と利便性の向上を目的に、建設をします。
エーテル結晶を2個消費し、容量の強化を減らすことで取引を強化します。
それにより、1アクションで取引(建設)を2回可能にしておきます。
建設で建てるのは軌道桟橋と宙駅です。
軌道桟橋により、青の支星までは実質3マスになりました。
また宙駅により、間にあった邪魔なタイルを無害に変えています。
同時に、建設をしたことで収入が合計5増え、11になりました。
8アクション目:積込
残りフロルが少ないため、これ以上収入を増やすことはできません。
次アクションを見据えて、予定通り青の荷物を2つ積みます。
第一期決算
収入の合計値11分のフロルと、エーテル結晶2つを入手します。
9アクション目:航行
もらったエーテル結晶を早速消費して、再配置をします。
またまた容量の強化を減らすことで、移動を強化します。
これで移動力が3になりました。
軌道桟橋による1マス移動と3マス移動を組み合わせて、青の支星に1アクションで到達です。青の荷物2つを降ろして報酬を得ます。
10アクション目:取引(雇用2回)
手持ちのフロルも潤沢なので、宇宙船を強化します。
取引(雇用)を2回行うことで、強化リソースを2つ獲得します。
青の荷物を2つ降ろした報酬と合わせて強化リソースは4つになりました。
11アクション目:積込
依頼を確認すると、緑が隣接して3つありますね。
しかも投資して得た「ストリング星系鉄道」により、乗客も支星で降ろせるため運のよい配置です。
配置により4つの強化リソースを振り分けます。
一度に3つの依頼を獲得するために、積込を2回強化。
合計4の容量が必要になるため、容量を2回強化。
これで使い切ってしまいましたが、効率よく積込ができました。
12アクション目:航行
緑の支星に戻ります。
この時も、建設した宙駅、軌道桟橋のおかげで1アクションで済みます。
「ストリング星系鉄道」も使用して、すべての乗客・荷物を降ろします。
報酬として、宇宙船強化リソースを2つ獲得しました。
13アクション目:積込
いつも通り依頼を確認します。
いい感じに黄色が固まっているため、積込みます。
14ー16アクション目:航行
黄の荷物と乗客を乗せたため、黄の本星に行かなければなりません。
かなりの距離があるため、移動を2回強化します。
最大強化となり、8マス移動可能になりました。
しかし見てください、緑の支星から黄の本星までは9マスあり、8マス移動でも届かないほど遠い距離です。
ただしどのみち、間に未調査エリアがあるためどうせ1回停泊は必要です。2ターンかけて目指します。
赤のラインで移動してきましたが、エーテル渦を通らざるをえません。
エーテル渦を通過するときは、サイコロを振って4~6の目が出ないと足止めをされてしまいます。運よく4が出たため通過できました。
しかし、移動予定の緑のラインにはまだ1つエーテル渦があります。
2つ目のエーテル渦では、サイコロの出目は2でした。
3以下のため足止めを食らうのですが、エーテル結晶を1つ使うことでサイコロを振りなおすことができます。さすがに勝てるだろうとエーテル結晶を2つ消費して2回振りなおしたのですが、2の出目しか出ずに撃沈。
あまり考えずにダイスロールを振ってしまいましたが、エーテル結晶を2つ使うことでエリア効果を無視し、確定で進むことも可能でした。完全にプレイングのミスですね。
このミスにより1アクション無駄にしています。
黄の本星に到着しましたが、予定以上にアクションを使ってしまいました。
本来は黄の本星で依頼を達成した後、1アクションを使って収入を大幅に上げる計画でしたが、残念ながら失敗。フロルを抱えたまま決算に移ってしまいます。
第二期決算
収入の合計値22分のフロルと、エーテル結晶2つを入手します。
17-20アクション目:取引(色々)
第三期は短く、4アクションしかありません。
シークレットオーダーを達成するために、ひたすら投資を行います。
黄の中段「銀河トレードセンター」を獲得することにより、2フロル払うことで全ての色の投資タイル・チップを取得可能になります。
本来は自分がいる惑星しか取得できないため、強力な効果です。
収入が上げられるタイル・チップを買いあさり、シークレットオーダーを達成します。
また、各後援者からの依頼(プリンセスオーダー)があります。
3つのうち1つ達成するたびに報酬がもらえ、2つ達成すると後援者がデレて勝利点が入ります。
各色の星をめぐり、最後に投資を連発したことで、ギリギリでしたが
プリンセスオーダーを達成することができました。
はい、良いビジネスでしたね。
ゲーム終了:得点計算
ゲーム終了にともない得点計算を行います。
勝利点だけでなく、収入や手持ちのフロル、実績の達成率などを計算します。
収入:41
建造:20
フロル:6
実績ビンゴ:15
投資チップ:25
プリンセスオーダー:10
投資タイル:55
デンジャー:0
寄付チップ:0
到達チップ:10
シークレットオーダー:30
合計:212点(大嵐クリア)
評価ランク:AA(200点~220点)
総評
序盤の立ち上がりがスムーズに行かなかったこと、終盤にプレイングを間違えたことで大きく点数を落とした形です。順調に進めば230点~250点あたりには着地しやすい感じでしょうか。
私はマルチプレイを5回ほど経験した上でのソロプレイのため、
「大嵐」(Very Hard相当)を選択しました。
初心者の方はもっと簡単なモードもあるため安心してください。
紹介用のリプレイとしては、大部分の要素を紹介できたため満足です。
ただ、宇宙怪獣とのバトルという大きな要素を紹介できませんでした。
興味を持った方は、宇宙怪獣とのデンジャーバトルをぜひ試してみてください。倒して積み荷にしてやりましょう。
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