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大半の人は一歩ずつしか歩けない

 いつもはこういうのは有料マガジン用に有料で全文公開したりしてますが、前回同様今回も無料にしてます。任意投げ銭方式(強制でも義務でもないです)

 どんな分野でもそうですが、無反応が嫌でやめてしまう人が凄く多いです。無反応は「結果がついてこない」みたいな意味でもいいかも。

 でもそんなの当たり前で、創作でもなんでも最初は無です。中には人の何万倍の速さでトップの一角に上り詰める人もいるけど、そんなの宝くじに当たる確率と大差ないと思うし、そんなもんに憧れる暇があったら他の方法で成功率を高めたほうがいいと思う。

 誰も居ない空き地で怒鳴ってても全く宣伝効果がないのと一緒で、宣伝する回数や宣伝する場所を増やすとか、それを一度やっただけで満足せず毎日やるとか。

 そういうのカッコ悪いからやらないとか、営業しませんみたいな人は消えそうな無の自分を正当化してるだけで、才能だけで評価されてる人なんてほとんど居ないと思う。

付加要素が大事

 付加要素というのは発信力とかもそうだし、容姿とか年齢とかそういう様々。イラストレーターでものすごくうまいのに評価されない人は、コミュニケーションが苦手とか営業が苦手とか発信が苦手とかが大半だと思うし。

 「凄い才能」というのは初動では評価されないので、まずは知ってもらう、好意的に見てもらう事が大事。お笑いとかわかりやすいけど、知らない人がどんなに面白い事を言ってても理解されづらくて、知ってる芸人さんだと受け入れようと思えるから笑うハードルも下がる。チェーン店を利用する心理もそう。

「すっごいうまい絵」とか「めちゃくちゃかっこいい人」はそれだけでは実は武器にならなくて、発信という意味だと「すっごい絵が下手な人」とか「すごいブサイク」とかの方が人の目に付くことからも明らか。

 音楽でも一緒。「音楽で評価されたいんだ」と思うならば、まずは評価してもらうに値する人物にならないと。スタートラインに立たない事には意味ないからね。

「それでも俺は作品だけで評価されたいんだ」

 良いと思います。相応に頑張れば良いだけなので。誰も居ない場で作品発表し続けても発見される可能性は低いから、場は大事だと思うけどね。スタートラインに立つにはライバル少ない場でやる事も方法の一つだけど、作品だけで認められたいなら分母の多いライバルだらけの場で作品発表し続けるのが一番だと思う。そこで見出されないなら、それは「作品だけで評価されるに該当しなかった」というだけで、研鑽が足りないという証でもあるし。まあ、実際は運とかもあるから作品が悪いという意味ではないんだけど、でもまあ「作品だけで評価されたい」ならそういう事もよくあることなので。

 何にせよ諦めない事が大事。自分を信じる事が大事。

 センスなんて言葉はふわっとしてる。沢山経験してれば、そして幅広く経験してればセンスは磨かれるよ。経験が大事だから、立ち止まらない事。人の意見も大事だけど、否定意見を一切聞きたくないというならばそれでもいいと思う。ただし「いつかは否定意見も一つの意見として受け入れなければならない日」は来るけどね。分母増えたらそういうのも増えるから。

出来ない言い訳をしない

 出来ないから、苦手だからってそれを言い訳にするのが一番駄目だと思う。営業が面倒くさいから「そういうのしないで作品だけで評価されたい」みたいなヤツね。出来ないなら出来るように努力するのが一番に決まってる。

 それでも苦手なことって誰でもあるから、だったらそれを補うためのなにかが必要になります。短所を磨くより長所を磨いた方が成功率は高くなると思うし。

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