弁理士試験体験記⑬ ~時期別の勉強方法 その5(短答から論文)~
短答試験から論文試験までに勉強したことを記載します。
1.時期別の勉強方法
■ 短答試験翌日(7月19日)~7月30日
短答試験当日の夜に自己採点をして、その翌日に「LECの論文直前ライトパック過去問分析講座付き」の講座を申し込みました。
論文の勉強からしばらく離れてしまっていたため、先ずは論文試験のときに気をつけるべきことについて、講座を復習視聴したり、テキストを復習したりしました。
その後は、令和元年の過去問の参考答案例を全文書きし、平成30年から平成24年までの過去問の答案構成を行っていました。
■ 8月1日~8月15日
引き続き、過去問の答案構成を行っていました。8月前半は、平成24年から平成17年まで。
あとは、論文模試と論文答練を受けました。結果としては、相性がよかった設問は合格点を取れた科目もありましたが、逆に相性が悪い設問ではボロボロでした。素点にすると、最高66点、最低29点で、安定しない感じでした。採点者が厳しめか、甘めかということにも左右されるので、点数はあまり気にしすぎないようにしていました。
模試と答練の立ち位置としては、制限時間内に全文書きをする練習として、取り組んでいました。模試と答練の復習方法としては、過去問で見たことがある論点はしっかり復習しましたが、初めて見た判例は今更覚えるのもキツいと考え、さらっと解説を読む程度に留めました。
■ 8月16日から本番(8月29日)まで
過去問の答案構成は引き続き行っていました。平成17年から平成14年まで、令和2年から平成22年まで行いました。
あとは、論文直前の総まとめとして、過去問分析講座を視聴していました。その中に再現答案を解説した講座があったのですが、合格点であっても間違った記載が含まれている答案もあって、本番では分かるところをしっかりと丁寧に記載するのが大事なんだなと思った記憶があります。
2.まとめ
短答から論文までは40日程度しかないので、勉強範囲を広げすぎず、頻出論点をしっかり書けるように心がけていました。論文試験は法文集を参照できるため、法文集に書いてある条文上の言葉は一切暗記せず、趣旨や判例の重要なキーワードのみを抑えるようにしていました。分かるところはしっかり記載して得点源にして、分からないところは捨てればいいやというスタンスの勉強方法でした。
また、私は、短答試験が終わって少し気が抜けてしまったこともあり、論文直前期にしては勉強時間があまり取れなかった方だとは思います。振り返ってみると、過去問の答案構成は、もっとたくさん行うべきだったとは思います。