【エッセイ】予定のない日

目が覚めたら、昼過ぎだった。
うわぁ~よく寝た。
自分でも驚く。

久しぶりに予定のない休日。
仕事も、友達との予定もない。

さて、だいぶ遅めのスタートだけど、
なにしようか?
とりあえず外には出たいなぁ。

ゆるゆると外出準備。
時間を気にしなくていいのっていいよね。

時間の逆算ができなくて
いつもバタバタ準備するから新鮮だ。

桜満開みたいだし…
とりあえずカメラ持っていこうか。
無計画で家を出発した。

行き先を特に決めずにパシャパシャしていたら、突然の電話。
友達からだった。

「カフェで勉強してるけど何してる?」
「桜撮ってるけど…くる?」
「一区切りついたら行こうかな、あとで現在地教えて」

その場で予定が決まり、
私は引き続き桜を求めて練り歩く。
再び連絡がきて、友達と合流。

ご飯食べて、駄弁って。
そのまま夜桜を撮りにいって。
楽しかった。



前もって約束して、
場所とか時間とか決めて。

誰かと会うとき、
少し億劫に思ってしまう自分がいる。

約束を楽しみにしている自分と、
事前に何度か連絡をとったり、
時間に合わせて準備をすることを考えると
どんよりしてしまう自分が
いったりきたり。

こんなこと考えてると
どんどん周りから友達が減っていくんだろうなぁ。

そんな私だから、当日の連絡って
意外と嬉しい。
そして、そんな私のことを理解して
誘ってくれる友達がいることも。

予定のなかった日に、予定ができた。
なんか嬉しい。

棚からぼたもち的な。
いや、ちがうか。

こんな日もいいな。

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