しなやかな強さが欲しい
本当の強さとは何か。
一般的に「強い人」と言うと、
• 困難に負けない人
• 他人に流されない人
• 精神的に安定している人
• 自分の意志を貫ける人
みたいなイメージがある。
でも、それだけだと「ただ頑固な人」との違いが曖昧になる気がする。
例えば、「折れない強さ」と「しなやかな強さ」ってあると思う。
•折れない強さ = どんなに厳しい状況でも意志を曲げずに貫く
•しなやかな強さ = 状況に応じて柔軟に対応しながらも、根本の軸は保つ
私が思う本当の強さは、後者の「しなやかな強さ」ではないかと思う。
折れない強さも強さではあるんだけど、でも折れてしまった時に修復するのがすごく大変。
重みを感じて耐えている間は良いけど、それがかなり積もってしまったりかなり重いものがのしかかってきた時、しなやかさがないとポキっと折れて元に戻すのに時間がかかってしまう。
一旦へこたれても、その後起き上がることが出来る底力と柔軟性がある人が本当に強いと思う。元に戻れる軸がちゃんとある人。
しなやかさがあれば、多少のダメージを受けても元に戻れるし、むしろそこから成長できる。だから「元に戻れる軸がちゃんとある」っていうのがポイントなんだろうな。
それと、本当に強い人は優しい。
「余裕」があることが強さに繋がっているのではないか。
相手に与えることができる余裕、そして、何かあった時に相手を許す事が出来る余裕。
本当に憎い人がいた時、ずっとずっと考えて、心が真っ黒になってそれがすごく辛かった時があったけど、「許す事もまた強さだ」っていう言葉に出会って(誰の言葉か忘れた)すごく心が軽くなったのと同時に、自分自身一つ乗り越えて強くなれた気がした。
別に何でもかんでも許す訳じゃないけど、その余裕が強さに繋がるな、と思った。
憎しみって、持ち続けると自分をどんどん苦しめるものだから、それを手放せる余裕があるかどうかって、「本当の強さ」に関わってる気がする。無理に許す必要はないけど、「許すかどうかを選べる余裕」があること自体が強さなのかも。
色々考えてみると、
「自分の軸をもつことで、柔軟に物事を受け入れられたり考えたりできる余裕ができて、しなやかな強さにつながる」のではないかと思う。
強さって、ただ耐えることじゃなくて、どう受け止めて、どう動くかを選べることなんだろうな。
自分がこれまでどう物事を見て、乗り越えてきたのか。それが、「自分は今までも乗り越えてきたから、これからもへこたれることがあってもまた立ち上がれるだろう。」と自分を信じられる事が、軸になっていくんじゃないか。
こうやって考えてみると、強さって「持って生まれるもの」じゃなくて、「経験の中で培われるもの」なんだなって改めて感じる。
そして、自分の軸がある事が強さに繋がるんだとも。
自分の軸がしっかりしていると、外からの影響を受けてもグラグラしすぎず、冷静に受け止める余裕が生まれる。逆に、軸がないとちょっとしたことで不安になったり、他人の意見に流されたりして、余裕を失ってしまう。
軸があることで、「これは自分にとって本当に大事なことか?」とか、「この状況でどうするのがベストか?」って冷静に判断できるから、焦らず柔軟に対応できる。そうやって生まれる余裕が、しなやかな強さにつながっていくんだろうな。
強く、しなやかに生きていきたい。