Ms.ナテリーゾ

「philosophy」 これを自分が定義するとしたら、「答えの出ないテーマについて大…

Ms.ナテリーゾ

「philosophy」 これを自分が定義するとしたら、「答えの出ないテーマについて大真面目に考えること」だ。 かといって自分は哲学の専門家でもなんでもない、その入り口をすこしだけかじったようなものを読んでいただき、感謝。

最近の記事

雀の涙、猫の額。

 ポテチなんかの最後をこれ最後あげるよといってあげると、雀の涙ほどしかないやんけぇ、と言われる。雀が泣いているところなんて見たことないが、雀ほどのサイズの生物が流す涙など、ごくごく小さな雫なのだろう、それで少ししかないことを指して、これは使われる。つまりは遠慮の塊じゃないかというわけだ。  実は、友達の弟がインフルエンザになった。今日の朝、別の友達と車に乗っているときに連絡が来た。用事を済ませるともう昼近くになっていたが、その友達とお見舞いを買いに行こうという話になった。イ

    • 武勇伝

       学生は期末テストの時期だ。自分がテストを受けていたのなんて何年前の話だろう。まぁあまりこの話をすると著者の年齢がばれてしまうのでここらへんにしておこう。  「テスト」とは基本的に上限が決まっている。それこそ学校のテストが良い例だ。各教科で満点が決まっている。小学校の頃は100点を取って当たり前のようなテスト、中学に入ると100点を取らせまいとして最後の一問くらいをやたら難しくされる。高校生になると、欠点を取らなければ御の字。ちなみに著者は頭が終わってるので、中高で100点

      • [小説]故人消失ーあとがき、および解説

         小説を書き終えて全部終えた気になって、後日解説を出すと言いながら全然出さずすみません。やっと重い腰を上げました。 ================================= <<登場人物>>  主人公:上田 仁 遺品整理の仕事をしている。3年前、宮村家の蔵の二階から落ちて死亡している。入社当時は受かればどこでも良かったと思っているが、仕事をしていくにつれて、徐々に気持ちが変化していく。故人の分まで生きなければとの思いから、現場によくあらわれる。  仁の上司:

        • ラーメン

           故人消失、ありがとうございました。納得のいっていない結末だったかと思います。後日解説というかあとがきを出す予定なのでしばしお待ちください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  人の期待は自分勝手だと思う。自分勝手だし、理不尽だとも思う。数年前にラーメン屋でバイトをしていたことがある、割と人気で、土日や年末年始などは死ぬほどの忙しさだった。オープニングスタッフだった、それで新人バイトを集めて研修が開かれた。企業理念やら、ハウスルールやら2時間み

        雀の涙、猫の額。

          [小説]故人消失 #4(最終話)

           鍵が外れた引き出しから、台風に関することがまとめられたファイルを出して、軽く整理をして車に戻ると、涼さんと奈緒が休憩していた。楓さんはお手洗いに行ったみたいだ。 「いや、あれままじだって、俺見た。間違いなく徹さんだよ。」 「やばいよね、あの部屋www」  何やら会話が聞こえてくる。二人が整理をしていた寝室での話をしているらしい。 「仁おつかれー。机落としたの、足大丈夫だったか? ってか聞けよ。さっき見たんだよ寝室で、徹さんを。な?いたよな奈緒」  徹さんを?何言っ

          [小説]故人消失 #4(最終話)

          [小説]故人消失 #3

           いつのまにか眠っていた。はっとして時計に目をやる。13:15だ。急いで体を起こして、謝ろうと思い、涼さんを探す。1階の寝室の方から声がする。奈緒の声だ。相変わらずよく通る声をしている。 「意外と早く起きたんだな。なんかお前午前中からぼーっとしたり、変な汗かいてたり様子がおかしいから、起こさないでおいていたんだよ。疲れているかと思ってな。」 「ほんと!仏みたいな顔して気持ちよさそうに眠ってたよね!ww」  奈緒にまでいじられた。いや、これはいじっているのではない、馬鹿に

          [小説]故人消失 #3

          [小説]故人消失 #2

           なんとか台所が終わった。涼さんはどうだろう。様子を見に行ってみる。 「おう、仁、台所は終わったんか。ここもあとちょっとだからよ、手伝ってくれ。」  すごい、休憩をしてからほんの1時間ちょっとしか経っていないのに、もうこの和室が終わるだって?こんな人と一緒に仕事ができているっていうのに、俺はさっき何を馬鹿なことでふてくされてたんだ。俺は休憩前に涼さんと一緒に半分終わらせた台所を仕上げただけだっていうのに、なんでこの人は一部屋をほぼ終わらせられるんだよ。自分の無力さが急に込

          [小説]故人消失 #2

          [小説]故人消失 #1

           「この度はお悔やみ申し上げます。」  この言葉を上司が言って、自分と二人で頭を下げる。残された遺族が無理をした精一杯の笑顔で出迎えてくれる様子は何度見ても慣れない。。今日の現場は大きな日本家屋だ。家に入ると土間がやけに広い。縁側があり、横には蔵もある。お屋敷というほどではないが、立派な家だ。でもこの家に来るのは今日が初めてではない。3年前にも来たことがある。その時はご主人が亡くなった時だった。当時の依頼主は奥様で、本当に家族を亡くしたとは思えないほどテキパキと動いていた。

          [小説]故人消失 #1

          マーブルとツートン

           バナナはお菓子に入りますか?    小学生が遠足のお菓子を買うために、先生に質問をする。300円程度の限度額なのに、バナナが許されるかを質問する、その子は果たして、お菓子に入りますという答えを得たとき、それを本当に買うんだろうか?遠足のお菓子の買い出しといえば、電卓を片手に、なんとかピッタリ使ってやろうと10円や30円のお菓子を時間をかけて選んだものだ。楽しかったな、あの時間。  さて、今日のテーマはバナナではない。何事も最近境界線というものが薄くなってきている、というこ

          マーブルとツートン

          電気ウナギ

           身体に電流が走るのを感じた。雷に打たれたかのような衝撃だった。頭を鈍器で殴られたかのような感覚だ。  驚くときによく使われる表現だと思う。よくできた言い回しだと思う。そんなびっくりしたときに、人が取る行動ってなんだろう。そう、二度見だ。自分でもわかる。自分は今日とてつもなくきれいな二度見をした。  時刻は日曜日の午後8時、近隣の友人たちと体育館を借りて、バレーボールをしていた。そう、何を隠そう私は大の体力バカだ。毎週どこかに出掛けては何かしらのスポーツをしている。ストレ

          自分と自分

          最近、仲良い人ができた.でも会ったことがあるのはたった数回、しかもそのうちの一回はメチャクチャに怖がられていた.でも気がつくとずっと連絡をとっている.お互い入り込みすぎないように連絡は用事のある時だけにしようと言ったのに、ずっと話している.今日も仕事と仕事の間でやることがないわけでもないのに、その人の影響で一銭にもならない文をただ、つらつらと書いている.物書きの真似事だ、雰囲気を出すためにスマホではなくわざわざタブレットの外付けキーボードを使って書いている.何か書きたいことが

          はじめまして

          どうも、Ms.ナテリーゾです。 ふと思う、でも答えの出ないような、考えても無駄に感じるような、そんなことについてつらつらと書きます。多分… 気が向いたら覗いて見てね?