どん底から立ち上がったシルベスター・スターローン
彼は若い頃ある夢を抱きました。
ハリウッドに来て大スターになるという夢。
偉大な監督、プロデューサー、作家になるという夢を否定される中、抱き続けました。
彼は諦めなかったのです。
ニューヨークを出て、ロサンゼルスにあるハリウッドへ移り
誰もが始めの頃通るテレビや映画に受かる苦難を乗り越えたある日
ある脚本のアイディアに閃き
彼はその脚本を書き下ろします。
「ロッキー」をです。
(スタローン本人インタビュー)
私は昔、小さなアパート。
ベッドに座ったまま窓と玄関を開けられるほどの小さい
約⒊5畳のアパートに住んでいましたが
あの部屋では気が散る事がなかったのです。
なのでベッド上に座り、紙とペンを持ち
色んなストーリーを書き下ろしました。
そのほとんどはつまらなかったのですが
「実現されずにいる夢」にいつも何か気を取られていました
「1度も夢に向かって挑戦していない」と認める事は
目を背けたくなるほど苦しい事だからかもしれません。
カルフォルニアに行くと決心し、移りました。
サンフェルナンドに住みましたが何も上手くいかず
自分の愛犬も売ろうともしました。
ロクに餌を与える事も出来ない程だったのです。
そこである夜、モハメド・アリの試合を見に行く機会がありました。
そこで驚くべき物を見ました。
ボクシングの歴史上恐らく最も偉大な選手に立ち向かうチャック・ウェブナーという方がいました。
そこで一瞬、周りから見たこの二流ボクサーが実は一流であり、チャンピオンを倒せることを証明したのです。
これは人生そのものだと。あの一瞬の結果、彼は格闘技界に永遠の名を刻んだんです。
「あの様な刺激を与えられるストーリーが必要だ」と
「人生に全力で立ち向かい、一瞬を物にする男の話」だと思い
書き始めた。
3日後、「ロッキー」の脚本が完成しました。
ロッキーは自分で勝てると思ってないんです。
それ程の現実主義者です。
そこが尊敬しちゃう所だったりするんです
普通だったら選手は「必ずノックアウトで勝ちます」とか言いますが
私だったら「いや、勝ち目は無い」と言う
「叩きのめされるだろう‥」
しかし。意識さえあり立ち続けられたなら、人生悪いもんじゃない。
と思うんです。
抽象的に見て、人生の最期に
「張り倒されても諦める事なく立ち上がった」
「打ちのめされても、全力で生きた」と
皆んなに言えたなら、それは最高だと思うし
この映画でそれを表現したかったのです。
加えて大切だと気づいた事
それは「一人では無理だという事」
成功は一人では成せず
(映画でも)唯一愛してくれた女性の愛だったり
周りに理解されていなかった彼女の兄との友情だったり
ロッキーは仲間を惹きつけ
一人だとただのパーツでしかないが集まることで完成される
個人的にも同じような体験をしました。
人生で出会うべく人に出会い、集うと何でも成し遂げられると思える
極端かもしれませんが、人生が投げかける物に立ち向かう勇気が
湧き出るのは間違いありません
人は夢を中心に生きていると信じています。
それに夢を見るのはタダです。
難しいのは継続する事です。
だから挑戦し続けてください。
私たちがこの舞台に立っている理由は
彼(シュワルツェネガー)も私も夢を信じ、
それが叶ったからです。
だから君たちの夢が叶わない理由なんてない。
thank you very much.