20代の5年間を振り返る。(7/22)
21歳になる年に、高校卒業後に入庁した警視庁を退職。
一旦実家に戻ってしばらくしてから、鹿児島市を生活拠点にする。
2015(水)
・予備校生。一人暮らし。
・消防士試験を受けまくるために、試験対策の勉強をする日々。息抜きに友人と会ったりもしていた。
・格闘技ジムに、ちょくちょく通い出す。高校卒業する前から、社会人になったら格闘技ジムで練習して、試合にも出てみたいと思っていた。警察では忙しいのと書類とか許可もらうとかが面倒でやらなかった。今なら行けそうだと思った。
・予備校は終盤で、ヒマになりそうだから人生でまだ経験していない接客系のアルバイトなどを探し始める。
・鹿児島は、東京より刺激が少ない。何か物足りないなぁと、感じてた。
2016(金)
・消防士試験に受かってないので、スポーツジムで仕事をしていた。筋トレしてる人の見張りなど、ずっと立つことが多い。
入会・退会の受付、あとウエイト器具の使い方を教えたりと、難しくない業務内容。同僚、ジムの会員さんとの人間関係だけやや難しい。田舎のジムで、噂話多くてうんざりしてた。女性の先輩と仕事の話をしているだけなのに色恋沙汰に見られたり。
・趣味で総合格闘技を続けている。アマチュアで2回試合も経験できた。2回とも勝ち。ただ1年前に入った道場は解約。常設道場ではないが、プロ修斗選手がやってるチームに移った。代表が同じ高校の柔道部OBだから通いやすくはなった。ただ、練習量と人数は少ない。
・相変わらずの一人暮らし。仕事と格闘技以外は、You Tube観てるか、近所のレンタルDVDを借りて観て過ごす。1本100円で品揃えもいい店だったが、2年後に店は潰れてしまった。
・22歳で若さと健康だけはあり、お金はなかった。消防士試験のことは、この年は一旦忘れている。
・よく本を読んでいた。自己啓発系やエッセイなど。自分も成功と関係した人生になりたいなと思っていた。その分友達と会うのが、あまり好きじゃなくなっていた。本の方が、弱ってる自分に救いのある言葉がインプットされるから。
2017年(土)
・仕事は相変わらずのスポーツジム。ただ1年前に勤務してた店舗とは違う。市内だから会員さんも落ち着いた人多く、職場の同僚も悪くない。業務はマジで簡単。人来ない時間帯の時は、ニートと変わらないんじゃないかと思うくらい。
・練習環境は、去年と同じ。常設なしのMMAチームに所属し、大学の柔道部の出稽古行ったり。半月前くらいにアマ修斗の九州トーナメントに参戦し、3位。練習量と練習相手は豊富じゃないから、関東エリアに行きたいなとは思っていた。まだこの頃は、消防士試験での合格をまた狙い始めていて、格闘技でプロになる覚悟はない。
プロ格闘家に憧れはありつつも、将来家庭を築いて、奥さん子供を養っていくことまで考えると自信はなかった。
それは、身近にそういった人物がいなかったから。鹿児島だと昼間仕事して、夜は格闘技の練習というルーティンが作れても、試合で稼いでる選手は、聞いたことない。
関東圏なら試合に出て、稼いでる人は、結構いるだろう。ということで関東圏の選手を羨ましく思っていた。
2018年(日)
・失業中。転職活動中。朝だけ新聞配達をしていた。スポーツジムの仕事を辞めたばかり。理由は、経済的なこと。昇給制度もなく、このまま居ても何の意味もないと思った。でも人間関係は円満だったから、会員としてそのジムには通うようになった。
お金を貯めて関東エリアへの引っ越しを、この時から心に描いていた。鹿児島を出て、今までとは違う自分になりたかった。
・消防士試験は、もう受けなくなった。29歳までやろうと思えば目指すことはできるが、もう勉強に人生捧げるのは違うと思った。自分の人生の選択肢から消防士は、完全に頭から消去された。
・転職活動の休憩に木村拓哉主演の「ロングバケーション」を観ていた。もちろんあんなにハンサムではないけど、自分を俯瞰視点で見るように。
・週3〜4回くらいは柔術の練習をしていた。昼柔術という鹿児島市内の柔術家が武道舘で集まって、スパーリングをする。施設使用料の300円を払うだけで毎月のお金はあまりかからない。平日は昼12:00から練習することが多かった。総合格闘技は休業中。趣味でやる柔術はとても楽しく、失業中の不安なども練習の時は忘れていられた。
2019(月)
・1年前の転職活動により、経理の仕事に就いていた。簿記3級を取ろうとしてたこともあり、本望ではないが、給料貰いながら勉強も出来そうだし、お金も貯めて引っ越すためにと思い、それ以外は吟味せずに就職してしまった。
・休日明けると、「仕事に行きたくない」と憂鬱になることが多かった。毎回スーツ着てるのもかったるいし、朝は、8:00までに出社しないといけない日も。ジムに朝早く行くのはそこまできつくなったのに、普通の一般的な会社に行くのはキツく感じる。自分には、普通が無理なのかもと思い始めていた。
・残業することが多く、格闘技の練習1〜2時間取るのも難しくなっていた。なので格闘技の練習は諦めて、一人で自宅か、フィットネスジムの筋トレで日頃のストレスを解消。
・直属の上司がかなり苦手だった。会うのが苦痛。サラリーマンなんてやるもんじゃないと痛感。副業で収入を作り、それだけで何とか生活できないものかと、暗中模索しながら本を読み漁ったりもしていた。