2023年11月を振り返る
さて。昨年末までにすべて終わらせようと、この振り返りシリーズを書き進めていたが、
とっくに1月10日に。笑
ついつい正月の格闘技企画の番組やらに視覚を持っていかれ、手が止まってしまった。
ラストスパート2本なので、とっと書いてしまおう。
2023年11月。この1ヶ月は、丸々格闘技のことで頭がいっぱい。
ブログやSNS投稿のために空けている午前中も、トレーニングに。
初のプロ契約での試合は、大体1ヶ月前から相手が決まった。
ファイトマネーは、日雇いバイトくらいの値段だった。
しかしながらプロの試合に、日雇い感覚で向かう選手はいない。
試合が決まった1ヶ月前からは仕事しつつ、週5・6回はジムで練習、他にも自主的なトレーニングなど。
さらにそこから契約体重に合わせるための、ダイエット生活。
試合をするために、様々な準備と課題をクリアする必要がある。
日雇いは、その日働いてもらうお金だから、「何ヶ月も前から準備してきた」なんてことは、ほぼないと思う。
駆け出しの格闘家は、ファイトマネーが安いため、
お金以外の何かをモチベーションに突き動いていく。
スポーツ競技そのものを楽しみたい気持ちとか。実際それがギャラ安い高いに関係なく1番いいプレーに繋がると僕は思う。
あとは、お客さんにチケットを買ってもらって自分の試合を見てもらう。
これもプロとアマの大きな違いにある部分だろう。
お客さんがお金を払って、自分の応援に来てくれる。
お客さんの目線としては、その日面白い試合を見て、興奮・感動を味わって帰りたいところ。
だから選手としての仕事は、面白い試合を魅せれるかどうかだろう。
僕は見に来てくれた友達や後輩に対して、「面白い試合をしよう」という気持ち1つだけだった。
何がなんでも勝つことだけ考えた試合だったら、アマチュアでいい。
塩試合だろうが、なんだろうが、お客さんのほとんどは無料で見てるから
勝ちに徹すればいい。
けどプロの試合は、それだけじゃ良くない。
いかに勝ち負けの試合以外の部分で、魅せれるか?
このテーマが、今回から浮き彫りになってきた。
格闘家とお金の関係性
野球やサッカーほど日本では人気でない格闘技だけで食べていくのは、至難の業。
格闘家がやるメインの仕事は、試合に出て戦う。そのために月〜土までジムで何時間か練習。(大体は週1休む)
収入が得られるのは、試合に出て戦い終えた後。団体によっては試合が決まってからすぐに振り込んでくれるところもあるらしい。その収入をファイトマネーという。
試合に出てくれた対価として団体から払われてるので、練習時間はとくに無給。
ファイトマネーとは、実績・キャリアなどを積んで、選手としての時給が上がっていくものだ。
勝ち続けていたり、大物選手を倒した後などが、ファイトマネーが上がるタイミング。
ファイトマネーとは別で、勝った時にもらえるボーナスなんかもあったりする。
このボーナスの金額がデカいと、選手としては1番モチベーションが上がる。
その他にはスポンサーなどを自分に付けて、企業からお金か商品・サービスなどの提供をしてもらって、自分の生活を支えたりする。
今のところ自分は、スポンサーを付けていない。
選手によっては、スポンサーとの付き合い(呑み接待)に時間を取られて、練習が疎かになるなんてこともあるから、
バランスを考える必要はある。
しかし金銭的には非常に助かり、体のケアやサプリメントへの自己投資ができるので、メリットは大きいといえる。
もし読者の方で「スポンサーするよ!」って方がいたら、ご連絡を頂きたい。笑
このように、試合に出ているだけで生活が成り立っている人は少ないが、
格闘技から派生した仕事で、人間関係を構築したり、社会貢献したりできているなら素晴らしい。
プロ選手だったらジムで、一般会員さんに指導したりできるのもいい仕事だと思う。
僕の場合はインターネットの仕事と、昼間に弁当屋の食器洗浄の仕事が現状。
夜は、練習・トレーニング。
11月練習スケジュール
試合の相手が決まり、とにかくスパーリングなどの実践練習に重きを置いて、月末まで追い込んだ。
相手は、キックボクシングのキャリアがあり、そこからプロボクシングにデビューした選手で、1年くらい前からMMAに転向したらしい。
映像も見つけたので、対策を立てて、ジムの選手たちも協力してくれた。
対戦相手が分かり、相手の癖などが分かった状態での練習はやり易かった。
やったほうがいいこと、やらなくていいことがはっきりするからだ。
そして減量なども同時に始まっていた。減量などの詳しい話は、別記事で書いていこうと思う。
12月10日に向け、準備は着々と進んでいった。