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不幸な人は笑ってはいけない人生らしい。
誰かが死んだら泣かなくてはいけなくて、不幸なことがあったら笑ってはいけないらしい。
人というのは勝手なものですよね。
直接本人に言わなくてもこんなことを言ったりする人はいませんか?
「あんなことがあったのによく笑っていられるわよね。私なら無理だわ」
「それ個人の感想ですよね」と意地の悪い私はひろゆき氏を出してみたいところです。
あんなことがあって笑えるくらいまで元気になったことを、笑って頑張ろうとしていることを、無理して立ち上がっていることを、なぜに想像できないのかと思ってたんです、前の私は。
でも違うんですよね。
「わたしのかんがえるさいきょうにふこうなひとのすごしかた」
に見合った行動をしていないっていうのが嫌なんでしょうね。
確かにね。
夫が自殺してしまった私は、夫を救えなかった妻として、愛する人を守れなかった人間として、大事な人を生かせなかった立場として、一生笑って過ごすことなかれって自分自身で思っちゃったりするわけです。
でも、夫は「笑ってる顔が好き」と私を愛しみ、隙きあらばモノマネしたり洒落を言って私を笑わせようとするお茶目さがあって、人を笑顔にさせることで胸が温かくなるような人だったんですよ。
だったら私は、まずは誰よりも先陣きって笑顔な人間でいたいなあと思うわけです。
確かに夫との死別は不幸ですよ。
でも夫との出会いと過ごした日々は幸福でした。
なので、なんだかんだで私は不幸な人でもあり幸せな人でもあり、とにかく笑っていける人生を歩もうかと。
陰で泣き濡れるし七転八倒とかのたうち回ったり、もぞもぞもにょもにょしてこじらせたりもしながら、楽しい気持ちや面白いと思える気持ちを大事にして表情に出すようにしてます。
「不幸な人が笑っているの嫌な人」に合わせるほどのサービス精神も暇もないので。
夫が好きな私で在り続けるために、私は笑顔で生きていく。
………。
超難関ですけどね!挑む価値は大いにあるはずです、「笑顔が好き」って言われた惚れた弱みですよ。ぎゃふん。