TOEFL 103 点取るために PROGRIT した
<2024年9月16日追記>
たくさんの人に参考にしていただけているようでうれしいです。
最終的には TOEFL MyBest Score で 103 点を超えた時点でいくつか応募し、海外大学の Online Master of Computer Science Degree からオファーをもらえ、社会人学生になれました。
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こちらは、私が TOEFL で 103点以上をとるために英語コーチングサービス、プログリット (PROGRIT) を利用したときの体験談です。忖度一切不要といただいたのでありのままの個人の感想をお伝えします。
TOEFL を受験される方はそんなに多くないと思いますが、私のような社会人で海外大学院受験を視野に入れられている方や、英語のスピーキングに自信を持ちたいという方の参考になればうれしいです。
なお、この note 自体には報酬は発生していませんが、紹介リンクを付けており、リンク経由で受講頂いた場合、申込された方は受講料から 2 万円(税抜き) OFF になり、私は Amazon ギフト券1万円をいただけます (スバラシイ) 。
わたしの背景
私は 40 代の外資系 IT 企業のエンジニアです。日常的に英語ドキュメントを読んだり、英語で説明を聞いたり、打ち合わせで英語を話したりする機会があります。
しかし、今の会社に入るまで英語は読む、聞くはあっても、話すことは全くありませんでした。前職を退職間際に取得した TOEIC は 800 点でしたが、いざ英語漬けの環境に飛び込むと、話すことは全くできませんでした。
仕事で意見を述べるどころか、自己紹介さえままならない。これはまずい!と、必死に練習を始めました。3 年ほど経つと、ビジネスレベルで英語を使うことはなんとかできるようになりましたが、自分は英語を問題なく話せる、という自信は全くありませんでした。
そんな中、海外大学院で修士号を取得しようと調査したところ、希望する大学院の一つの応募要件が TOEFL 103 点でした。国際的な英語力証明として TOEFL 100 点以上あれば自信を持てると思い、103 点を目標に設定しました。
特に、スピーキングは限られた時間で内容を理解し、話す内容を組み立て、論理的にアウトプットする能力が求められますので、学習を通してスピーキングに自信がつくと思いました。
なんで PROGRIT
TOEFL は、英語圏の大学での授業についていけるかどうかを測る試験です。アカデミックな内容や単語、瞬発力や時間制限など、独特な形式に慣れる必要がありました。
とりあえず受けてみたところ、77 点。思ってたよりも低く、もっとできると思っていたので悲しくなりました。独学で対策を始めたものの、特にアウトプット系の練習と改善が難しいと感じました。YouTube などの海外の TOEFL 関連動画も参考にはなりますが、日本語話者にとっては少し感覚が合わない部分もあり、日本語話者向けの TOEFL 対策ブートキャンプを探していました。
いくつか候補はあったものの、TOEFL 対策コースがあり、英語力向上のロジックが非常に納得のいくものでぜひそのメソッドを学んで最短の時間で成績をのばしたいことと、ストイックに学習できそうな PROGRIT を選びました。
どうなのか PROGRIT (tl;dr)
受講してから 1 年以上ほど経っていますが、振り返ると、以下の 3 点に集約できる気がします。
コーチングは思ってたより良かった (コーチ運が本当に良かった)
アスリート並みのタイムスケジュールと進捗管理
シャドテンがやばい (いい意味で)
コーチング
私を担当してくださったコーチが高校までアメリカで生活され、その後日本に引越してきたというバイリンガルの方でまさに英語も日本語も両方の気持ちがわかるという理想的なスキルをお持ちでした。
TOEFL 学習プランとして、まずはリーディングとリスニングの点数を上げることにフォーカスしました。チェックインのたびに的確なアドバイスや軌道修正をいただくことができ、最終的に RL は目標レベルに上げることができました。
TOEFL は問題のタイプ (どういうことが問われているか) が比較的決まっている試験ですが、例えばリーディングでは、私の回答を分析し、誤答した設問のタイプから私の苦手なところをどうやって改善していくかというアドバイスをいただき、一人では効率的に行うことが難しい対策を行うことができました。
また、TOEFL に関することだけでなく、普段気になっているような英語のニュアンスのような日常会話に関する質問にも答えてくださり、非常に助かりました。
効率的なプランニングとスパルタスケジュール
TOEFL は 4 技能の試験ですが、それぞれに求められる能力は重なっています。たとえば、スピーキングもライティングも講義や会話を聞いて要約するので、リスニングのスキルが低いと高得点は望めません。なので、まずはリスニングを特訓するというような戦略が基本になると思います。ゆえに、効率的に点数を上げるためにはどういう計画をしていくかということが重要になってきます。特に時間の確保が難しい社会人としてはここにお金払ったという気持ちも強いところです。
PROGRIT TOEFL コースでは、以下の内容を私の状態に合わせてコーチが作成、 Google Sheet で共有し、週間面談で振り返りを行いました。
トレーニング内容
全体スケジュール
年間プラン
週間予定シート
週間面談
時間集計グラフ
学習教材 (本) ごとの正答率をトラッキングして分析するシート
トレーニング内容シート
PROGRIT の英会話の 5 ステップに基づき (たぶん) コース期間でなにをどういう手順で行うのか、目的、目標、トレーニング方法、進め方、目安時間、学習のポイントが書かれています。私の場合は、単語の強化、シャドーイング、リスニング意味理解、瞬間英作文などについてそれぞれの項目を私用のプランを作成いただきました。どのくらいのペースで一日どれくらいやるか、と学習のポイントは非常に参考になりました。
全体スケジュール
単語DBの強化、音声知覚の強化、"意味理解の強化(Listening)"、"意味理解の強化(Reading)"、"文章化の強化 (Speaking)"、"文章化の強化 (Writing)"、実践力の強化、について Week 1 - Week 14 のどの時点で何をやるかがスケジュールされています。
毎日見るものではないですが、全体感が掴めます。
年間プラン
あんまり見た記憶がないのですが、内容は TOEFL コース用の特別な年間目標が計画されています。見た感じ私にパーソナライズされた、というよりはコースのテンプレ的な内容 (有用と思います) が記載されています。
週間予定シート
これがメインとなるスパルタトラッキングシートです。毎週月曜日から日曜日までなにを ”何時から何時に” 行うか予定を立て、実績を記載し、進捗を測ります。人によると思いますが、私は 30 分を 5 項目で一日 2 時間半の計画で行いました。
週間面談シート
毎週のコーチとの面談で使用しました。いわゆる振り返りを記載します。今週の学習はどうだったか、モチベーションはどうか、反省点、改善点、学習で理解できなかったこと、など表の項目に従って面談の前に記入します。
時間集計グラフ
私はこれが地味にうれしかったです。毎日 2 時間以上時間を取って勉強するのは大変なので、それが可視化されるのはモチベーション維持と達成感に大きく貢献しました。
学習教材 (本) ごとの正答率をトラッキングして分析するシート
TOEFL の教材はだいたい問題集形式になっているのですが、それぞれの教材 (PROGRIT からもらえる市販の教材) ようにシートが準備されています。ここでは、教科ごとに正答率の推移や苦手項目のあぶり出し、誤答の原因分析、そして意外と見落としがちな回答時間の記録を行います。具体的な教科の勉強に非常に役立ちます。個人的には効率的に勉強するために非常に役立ちました。
シャドテンがすごすぎる
シャドーイングは英語学習にいいと言う話をずっと聞いていたのですが、準備がめんどくさいのと自己採点が難しいので、やったことはありませんでした。シャドテンはモバイルアプリで WPM ごとに教材が準備されていて、すぐシャドーイングを行うことができ、人間の添削をうけることができます。
シャドーイングは基本リスニング能力向上に役立ちますが、スピーキングの滑らかさ向上にも役立ちます。特に WPM 180 以上からはかなりしんどいです。ちゃんとリンキングや弱系をトレースできないと、舌がもつれる、追いつかない、口が疲れる、となります。
3 週間位毎日やったところで体感できるくらいリスニング能力が向上し、おまけにスピーキングのなめらかさも向上していきました。個人的にはリニアに線形に向上していくと言うより、3週間位ごとに階段的に「あれ?リスニングが楽になってる」「あれ?話す内容が前よりすっとはいってくる」というタイミングがあります。
PROGRIT 期間中は無料ですが、単体のサービスでもやっていて、月 2 万くらいの高いサービスですが卒業後も続けています。同僚にも英語力向上のためになにをやればいいかと聞かれたときには必ずおすすめする最強サービスだと思います。(SPIFUL はもうちょっとがんばってほしい)
続けると本当にリスニングが楽になり、よくある定型文的なフレーズだと反射的に出るようになります。私は今 WPM 190 - 200 をやっていますが、単語がわからん場合を除けばリスニングに困ることはほぼないです。
Grammar In Use の Intermediate の内容を OK にしてシャドテンを WPM 200 でできるようになるまでやるのが一番英語学習コスパがいいのではないかと思ってきた。。。
結局 3ヶ月で 77 点から 103 点とれたのか
コース開始時に、「3ヶ月で 100 はムリ、社会人だと半年で 10 点アップが狙い所」と言われ、そういうものなのか、、、と思っていましたが、そのとおり、TOEFL の得点力向上は時間がかかりました。それでも終了時点の模擬試験で 92 が取得できました。
その後、第二子の誕生や会社の状況などもあり、勉強お休み期間があったのですが、本投稿執筆時点で Best Score で 96 まで上がってきており、真面目にしっかりやったら 100 は必ずとれると思えるくらいにはなりました。受講中の目標達成こそできませんでしたが、PROGRIT のコーチとの日々はその後の英語学習に絶大な影響をもたらしてくれました。
TOEFL 受験対策者におすすめなのか
私はコース期間に SW について特訓するところまではたどり着かなかったので、現時点で、RL で 55 点以上あり、SW で50 点以上とりたいと思う人についてはおすすめできるかどうかはわかりません。
とはいえ、期間中に作成いただいた SW の勉強法はその後も活用していますので、もしコーチが ”コンテンツを理解した上での” フィードバックをいただけるのであればかなりコスパがいいかもしれません。
私が過去に試した添削サービスや AI 添削などでは文法や自然な表現については指摘してもらえますが、要約が的を射ているか、主題と詳細、例がとらえられているかなどはフィードバックもらえないので。
おすすめな人
自走はできるけど時間がないので最も効率よく成績を上げていきたい人
1 日 2 〜 3 時間を英語学習にコミットできる人
毎日できる人
会社から補助が出る人 (絶対やるべき)
おすすめじゃないかなーという人
コーチではなく講師を求めている人 (コーチングはしてくれるが教えてくれるわけではない)
1時間位しか時間が取れない人 (費用が高いのでもったいない)
学習時間が一日 4, 5 時間とれる人 (Youtube の無料 TOEFL 対策ビデオと公式問題集で対策できる気がします)
一点不満をあげると、PROGRIT が人気すぎるのと、TOEFL 対策コースを担当できるコーチが少ないので始めたいときに始めることが難しいです。(今は改善されていることを期待)
思いたったときにこちらから登録しておきましょう!w
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