THE KEBABSのアルバム聴いた方がいいよって話
はじめてTHE KEBABSのライブをみたとき、
こんなにただ楽しいだけの空間があっていいのかと喫驚した。
知ってる曲が一曲かそこらでも(まだ当時は会場限定版のデモCD一枚しかでていなかった)歌詞がわからなくったってライブハウスは、ロックバンドはこんなにも楽しい。ただその事実だけがそこにはあった。
曲なんか突然つくりだしちゃうし、曲順だって変えちゃうし。スタッフは困ってるんじゃないかと思ったけど自分から見える人はみんな笑ってた。(みえない人はわからないけれど)
それは、この人達だからできることでもあるのだろう。
佐々木亮介がうたえばロックンロールだし、アドリブでも曲の構成を考えちゃう田淵智也がいて、なんか適当にギターソロ弾いてくださいって言われてあんなの弾いちゃう新井弘毅がいて、どんなに周りが好き放題やってたって楽しいけど乱れたりしない鈴木浩之がいる。それは個々の持ち味やキャリアが成せるものであり、絶大な安心感があるように思う。
きっとこの人達はどんなに楽しいことやってもダサくはならずかっこいいんだろうな。
これはもう好きになっちゃったからそう思ってしまうのかも知れないが、そう思わずにはいられない。いくら本人達がダサいって言っても自分にはかっこよく写ってしまうのだろう。そう感じてしまった。惚れたもん負けだ。
そんなライブが最高なTHE KEBABSのメジャーデビューアルバム、しかもライブ盤がこのたび2020年2月26日に発売された。
THE KEBABS(通常盤) https://www.amazon.co.jp/dp/B081KQHCNR/ref=cm_sw_r_cp_api_i_yB2wEbV5F9VCT
正直メジャーデビューするとも思ってなかったし、これからもこの人達は楽しく曲つくってライブするだけなんだろうなって思ってたから少し驚いたんだけど、インタビュー等で『メジャーデビューアルバムはライブ盤、収録はこれから』って見出しがおもしろそうだからそうしたとか(もちろんそれ以外の理由もあるけれど)これからも楽しいことやるだけってのをみて、なるほどなって思った。おもしろいことやるのになんか大層な理屈とか要らねぇよな?って言われてる気がした。そりゃそうだ。
聴けばわかる。聴けば楽しくなれる、楽しいから聴く、なんだっていいけどロックバンドは楽しい。
追記
あ、あと個人的に、暇だったんでバンド組みましたって言ってるくせに"I'm busy! sha-la-la-la!"って歌ってるのめちゃウケるなって思いました。