花粉症と戦う

ここのところのスイスはとってもいいお天気が続いています。
気温も20°C近く。完全に春の陽気です。

Home officeが推奨されているとはいえ、外出制限がまだ出ていないスイスでは、ここまでの陽気だと散歩に出かける人が目立ちます。
むしろHome office推奨前より散歩する人増えてる気がする。家から出ないストレスや運動不足解消など、考えることはみんな一緒らしい。。。

そうすると悩まされるのは花粉症
現状の私にとってはコロナよりも深刻な問題です。
(毎日大学に行って花粉を数えているので、私なりに感染対策には気を使っていますし、自分が保菌しているというていで生活するようにはしています)。

「マスクをしているのはコロナのせいではなく花粉症です」と言う説明もそろそろ面倒になってきました。まぁ聞かれたら答えるけど。

スイスではこの時期、カバノキ系の花粉がたくさん舞っているらしい。
スギもあるらしい。スギの本数は日本よりも少ないと信じているけど。

そもそもコムギ花粉症でかなり敏感になっている私のアレルギーセンサーは警鐘を鳴らしっぱなし

なんとなく、タバコと花粉症の症状が相関している気がするのはわたしだけでしょうか?つまりタバコの煙に当たった日は花粉症の症状が強い気がするのです。気のせい???科学的根拠はありません。今度気が向いたら論文探してみます。気が向いたら...

昨日、どうやらラボから大量の花粉を持って帰ってきてしまったらしい。
さらに1つ下の階の人がバルコニーでタバコを吸っていたらしく、ちょうどその時に窓を開けて換気をしてしまったらしい (部屋からタバコの匂いが消えるまでしばらくかかりました...)
そして夜は、リラックスして副交感神経が優位な状態になると花粉症の症状が出やすくなる。

この3条件が整ってしまったおかげで、昨晩は目が痒くてなかなか寝付けませんでした。

今朝も何回出んねん!ってくらいくしゃみが出て、どうしようもない。

あまりにもくしゃみばっかりしてると騒音になりますし集中力も持たないので、Apotheke (アポテケ、薬局)に行って抗アレルギー作用のあるお薬と目薬を買ってきました。

結論、薬ってすげぇ...

どこぞのヤク中みたいな事言ってますが、お昼頃にお薬飲んで目薬さしたら目のかゆみも鼻のムズムズ感もくしゃみもピタっと治りました。

日本のお薬とヨーロッパのお薬って成分濃度が違うって言いますし、日本で使ってたものより強い気がするので、ちょっと尻込みしてたんですが、しのごの言わずにサクッと薬局行ってりゃよかったです...

ただ、効きすぎてちょっと怖いくらいなので、コムギ花粉に当たらない日は飲まないようにしようかな...とか考え中。


あ、そうそう。
コムギ花粉症と戦いながら、ゴールデンウィーク返上で毎日、本当に毎日、週7で圃場(ほじょう)に出かけて行って、花粉まみれになりながら開花日を記録し、背丈をはかり...というのを2年間続けた結果が論文になりました。

Aegilops umbellulata (エギロプス ウンベルラータ)と言う野生コムギをマカロニコムギに掛け合わせたらどないなんねん?ってな内容です。
興味のある方はぜひご一読いただけると喜びます。


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