息子と自転車(その2)
先日、息子が自転車にはまっていることを記事にしました。
息子の自転車熱は、さらに加速しています。
先日は転校先で初めての5時間授業で、帰宅後はお疲れの様子でした。
どうも機嫌が悪い。それでも、いやだからこそなのでしょう。
「今日は絶対気が済むまで自転車に乗る」と言い張って聞きません。
外は曇りで薄暗い。この日はこの地に越してから一番の冷え込み。
夕方から雪がちらつく、という天気予報でした。
家でテレビを見たらいいんじゃない、という母の悪魔のささやきも聞かず、17時半頃から自転車に乗るため、外に出ました。
まずは近くの公園へいきました。
高低差の多い道のりです。
上り坂で息子は「いつもより力が出ないよう。なぜだー」と叫びながらも、ペダルを漕いでいました。
まだ気が済まない、とのことだったので、いつも自転車を乗り回している近所の広場に行きました。その広場を数周回った後、おもむろに広場から出て、家と反対方向に進む息子。
どこへ行くの、と聞いたら「まだ満足できないので遠くに行きたい」とのこと。この時点でもう日が暮れそうでしたが、腹をくくってとことん付き合うことにしました。彼の希望する少し遠いスーパーまで行って買い物をすることに。
無事スーパーにたどり着いた頃にはもう真っ暗。
そこで初めて「気が済んだ!」と叫ぶ息子。満足げです。
内心ほっとする母。
買い物をして、外に出ると小雨が降っていました。
雪じゃなくてまだよかったけど、本当に寒かった。。
それでも息子は全く動じず、濡れて滑りやすい舗装の道も黙々とペダルを漕ぎ続け、帰宅しました。
かれこれ1時間ほど、自転車に乗っていたことになります。
家では学校からの帰宅直後とうって変わって、ニッコニコのご機嫌でした。
どうやら息子は、自分の「整え方」を見つけたようです。
新しい学校では、幸い周りの子がとても親切にしてくれているようですが、まだ勝手が分からないことも多いだろうし、彼なりに周りに気を遣っているのだろうな、と推測します。
一方、自転車は自分のペースで走れるのがいいのでしょう。
さらに遠くまで行けるという達成感もあるし、体を動かす気持ち良さもある。
大人でも子供でも、自分で自分を元気にする方法を見つける、って生きていく上でけっこう重要なことだと思います。やったね、息子!
こうなったら、私はとことん自転車に付き合うことにします。
まずは防寒グッズを整えよう。