【レビュー】VERY-Q簡易防音室の防音効果は?賃貸住宅で使ってみたよ!
こんにちは、粍井(ミリー)です。
※この記事は、2021年2月のレビュー記事です。
コロナ禍でカラオケとか行きづらいなあ。
やっぱり家で音楽やりたいなあ。
防音室の効果ってどんなもん?
こんな方のための記事を書きました!
うちは、夫婦ともに音楽をやってます。
夫はギター中心。
でも、賃貸マンションの部屋でそうそう練習はできないのが現状。
エレキギターならどうにでもなるけど、「アコギをかき鳴らしたい」という夫。
電子ピアノならいいけど、それ以外の楽器は全てアナログの私。
自由に音楽をするには、スタジオやカラオケに行かなければいけません。
しかしこのコロナ禍のご時世、なかなか行きにくいもので。
正直、重い楽器を持って向かうのもめんどい。
てなわけで、思い切ってVERY-Q(ベリーク)の防音室を買いました!
VERY-Q VQP1870 Boothset(防音タイプ)[簡易防音室セットグレー]
こういう買い物のために貯金してたようなもんです!!
引っ越しする時のことを考慮して、自分たちで組み立てられるものにしました。
実際に使ってみた感想をまとめたので、組み立て式の防音室が気になってる方は、ぜひ参考にしていただければと思います!
メリット・デメリットを端的に言うと、こんな感じ。
【メリット】
音楽の練習するなら、高音・中音域は問題なし。
低音域は響いてしまうが、生活音レベルには下げられる。
→そのため、賃貸でも使える。
【デメリット】
音量の小ささに定評のあるファゴットでも、配慮が必要。
(生活音レベルには下げられるものの低音は響く。)
→それを考えると、サックスや金管は結構危険?
特に低音域。
完全防音は無理
防音室全てに言えることだと思いますが、「完全防音」は無理です。
実は、業者による工事が必要な防音室も、楽器屋さんで試してみました。
結構ごっついやつ。
それでも結構音は聞こえるので、組み立て式の防音室は、余計に聞こえてしまいます。
防音マンションとか、「地下一帯が防音室」とかいうのなら話は別かもしれませんが。
部屋の一部に設置するタイプの防音室を購入する時は、防音効果を過度に期待しない方が吉です◎
ですが!
隙間のない部屋を作ることによって、音をこもらせて音量を下げることは可能です。
楽器を思いっきり鳴らしても、生活音レベルにまで下げられます!
なので、賃貸だけど楽器練習をしたいという人にも、充分おすすめできます。
楽器によって効果も変わる
楽器や音の種類によって、防音効果も変わってきます。
うちで試せた楽器の防音効果についてまとめたので、参考にしてみて下さい!
(演奏者と録音者を同時に1人ではできないので、言葉での説明になります・・・、すみません。)
アコースティックギター【向いてる度:高】
ギター大好きな夫がガンガン弾いても、居間にいたら聞こえませんでした。
↓廊下を通ってやっと聞こえるレベル。
アコギはクリアですね!
ファゴット【向いてる度:中】
これが、予想に反した結果に。
まあ、ちょっと考えてみれば当然なんですが・・・。
吹奏楽の中でも音量が小さい楽器だから、全然問題ないだろうと踏んでいたんですが、居間にいても、何の曲を吹いているか分かるそうです・・・。
生活音レベルにはなってるみたいですが。
やっぱ、低音楽器の低音は響くんですねえ・・・。
なので、そんなにバリバリ吹けないようです。
しかし!
吹奏楽器経験者の方は分かると思いますが、「音量を絞ったロングトーン」って、基礎練として大事ですよね。
だから、そういう基礎練用の部屋としては最適です。
で、日中にたまに、ちょっと音量を出して吹いてみるっていう使い方が一番いいなと思いました。
ファゴットでこんな感じなので、それ以外の管楽器はどうなんでしょうね・・・。
金管、サックスあたり、なかなか厳しそうな。
鍵盤ハーモニカ【向いてる度:中の高】
私が使ってるのは、そんなに低音域まで出ません。
なので、意外と聞こえないらしいです。
居間にいても、うっすら音が聞こえるくらいで、何の曲を弾いてるかまでは分からなかったそうです。
鍵盤ハーモニカも、凄いうるさいイメージがありますけどね。
それよりも、やはり音域に影響されるみたいです。
実際の音量を検証
1人で何とか、実際の音量を検証してみました!
音量の目安は、こちらの表を参考にしました。
防音室の前
防音室内で50dbくらいの音を鳴らしてスタートしました。
あんまりうるさいと、私の耳が辛いので、スタートはこのくらいで。
そこから防音室のドアを閉めた時点で、20dbダウンです!
この時点で、生活音以下まで下げられました。
このまま趣味部屋を出ていきます。
防音室がある部屋の外(廊下)
廊下に出ました。
防音室の前とあまり変わりませんが、時々10db台に下がることも。
生活音の中でも小さめのものに匹敵するかも。
防音室がある部屋の隣の部屋
居間と寝室の間をうろうろしている時は、10db台に下がっています。
実際に音を聞いていても、ほぼ聞こえません!
同じ家の中でこれだけ防音できるので、お隣さんにはほぼ影響ないはず!
おまけ:配送~使用までの流れ
最後に、実際に配送されてから使用できるようになるまでの過程をまとめていきたいと思います!
購入するにも、使用イメージが湧かない方は、ぜひ読んでみて下さい!
搬入する
こんな大きさの板が配送されてきます。
女1人で部屋に入れるのは結構大変でした・・・。
私はなぜ、自分しか家にいない日を配送日に指定したのか。
1人暮らしの人はどうしようもないですが、運べる人が複数人いる時は、みんなで運び込みましょう。
何とか組み立てる
組み立てについては、1人でやるのはかなり大変だと思います。
1人でもできなくないですが、パーツそれぞれがでっかいので、2人以上でやった方がいいでしょう。
内側から壁を押して、外から隙間を埋める時は、どうしても2人で作業しますからね。
ちなみに、大人2人でやれば2,3時間くらいで組み立て終わります。
中にコンセントを入れたい時は、組み立て時にコードを入れておきましょう。
組み立て終わった後にコードを入れるのは無理があります。
(組み立て終わったら隙間がなくなるため。)
それと、お隣さんの部屋と接する面は、壁から少し離れて設置するようにしましょう。
近隣への配慮、大事。
電灯などを設置する
組み立てたところで、隙間のない部屋が出来上がるだけなので、中は真っ暗です。
窓があるやつなら大丈夫ですが、今回ご紹介してるのは窓がないやつなので。
なので、ホームセンターなどで電灯とマジックテープを買ってきて、電灯の平面部分にマジックテープを貼り付けて、防音室の天井に貼ります。
これで最低限の準備は完了です!
感想まとめ:制限はあるけど賃貸での楽器練習には使える!
賃貸での利用でも、充分な防音効果を期待できます!
楽器の音が生活音レベルにまで下げられるのはかなり助かりますね。
しかし、楽器の種類や音域によって、防音効果が異なるので、その点は注意です。
特に低音楽器。
なので、高音・中音域の楽器なり声を使いたい人へ、一番おすすめできますね。
低音楽器は、「ちょっと制限がかかる」ことを了承した上で、検討していただいた方がいいです。
防音室を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
では、お読みいただき、ありがとうございました!
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