帰省先でも絵本をあさる
9月の三連休は毎年米出荷の手伝いで富山に帰省しています。
GWはいとこも大集合するから子供たちでワイワイ遊ぶけど、出荷はできること(と機械のスピード)が決まっているので、毎年我が家だけ。
ただ、今年は夏が暑かったので刈り取りも早く、
ほとんど出荷が終わっていて、予定より早く作業が終わってしまいました。(ちなみに富山はまだまだ連日35度でした)
子どもらが遊びたいというので、近くの児童館を調べたら、車で10分の距離に2つほどあったので、新規開拓で行ってみました。
そうしたらなんとまあ、びっくりするくらい大豪邸のシルバニアがあるではないですか。
子どもらはそちらに夢中になって遊びました。
その傍で、私は毎度の絵本あさり。
今回もいい本が見つかりました。
選ぶポイントは、読み聞かせに適度な文字量か、
内容が面白いか、そして終わり方に余韻があって読んだ後幸せな気持ちになるか
秋の夜長にぜひお子さまと読んでみてください。
そよそよとかぜがふいている 長新太さく
五味太郎さんや長新太さんの絵本は読者を置き去りにするようなナンセンス絵本があります。長新太さんは常に時速10キロくらいで走る(歩いてたら追いつけない)イメージなのですが、この絵本は途中から猛ダッシュです。(だが、絶妙に追いつけるスピードで走るのが愛だなと思う)
長新太さんに振り回された感で、親子の絆が深まるという不思議な力がある絵本です。
パディントンのかいもの ボンドさく
パディントンはただのキャラクターかと思っていましたが(映画にもなっていたけれど)お話があったんですね。ここの児童館には3冊ありました。
パディントンがお母さんにお買い物を頼まれて一人でスーパーに行くお話しです。お店の人から手で待つのではなくカートに入れてはどうか、と渡されたのを勘違いして、カートいっぱいに買い物をしてしまうハラハラドキドキな内容です。
最後もほっこりする終わり方でとても好きでした。
とうちゃんはかんばんや ひらたまさひろ さく
看板屋のお父さんが作った町の看板が沢山出てくるお話です。あの店の看板も父ちゃんの作品。この店の看板も父ちゃんの作品、と子どもが誇らしげに教えてくれる内容になっています。
商店街の盛んな町で育ったせいか、商店街の雰囲気が描かれた絵本が好きです。つちだのぶこさんや長谷川義史さんの絵本を見ると同じように商店街好きなのではと感じるのですが、この作者さんもきっとそう。
看板屋には看板がない、と気づいた子どもが、自分で看板を作るのですが、お父さんに怒られて、、、
職人であり親でもある父ちゃんの気持ちも伝わってきてこちらもじんわり心があたたかくなる絵本でした。