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短い記録211:匿名劇壇の「10年分の短編集」を観に行った_2日目

ごきげんよう、ナガセです。
きっとこういうときは、チラシを撮って加工したアイキャッチをつけたりすると映えるんだろうなあと思いつつ、やりません。
いつだって、平熱で通常運転です。
好きなものの話すんだから、好きな絵を貼るのよ(今日は、ドガ)

順番に感想を書くので、適当に流し読みすればいいと思うよ。
あ、前回の記事はこちらでございます。

配信は、2021年11月14日から開始!
ネタバレがイヤなら、観てきて。
配信で観てきて。
リンク、ここね。

2021年12月26日頃まで観られるっぽいです。
期限には気をつけるのよ!!!
どうせならフリーパスを買うのだ。

じゃ、感想書きます。
1日目から!

コミュニケットボール

福谷さんの話は、いっつもそこ突っ込む!?っていう揚げ足取りから入る気がする。
そして、それにうまいこと巻き込まれると、たいてい自分にとってあたりの作品である。
こういう「意味わからんけどなんか観てしまう」があるから、芝居観るの止められんのよね。
コミュニケットボールだけに、役者がそれぞれ喜怒哀楽をパス(っていうかぶん投げる)番が必ず回ってきて、当たり前なんだけどそれは十人十色でそこが面白かった。
その人の傷つくポイント、芝居の中の言葉を借りるなら「その人にとってのファウルになる事象は、ルールにできない」
ホントにわからんのよね、他人には。
だから、ドリブル(思案)も、パス(質問)も、シュート(意思表示)も必要なんだよね。
好きなセリフは「なんでサッカーは知ってるんだよ……」(以下、すべてうろ覚えのまま書く)

夢の忘れ物

捜し物はなんですか〜なわけですが。
何らかのハラスメントすれすれの発言かもしれないんだけど、わたし、東さんの1.5倍速喋りがスゴく好きなんですけど。
あ、勝手に呼んでるだけです。
何らかのハラスメントになりませんように!!!!(他力本願)
説明する時にピャーっと喋るやつ。
「笑う茶化師と事情女子」のときにもこれ思った気がするな(ちなみにこれはどうしても観たくて東京も行った。不審人物である。茶化してほしい)
ほんで、話に戻りますけど、ややこしいのよね。
夢と現実を行き来するし。
部屋も散らかってるし。
だけど最後はちゃんとどちらも片付く。

Ctrl+H

これ、タイトルがうますぎる。
文字の置換のショートカットキーだけど、閲覧履歴の確認のでもあるわけじゃん。
これはさあ、正直さあ、観てきてほしい。
いくらかなら、わたし出すから。

何らかのハラスメントすれすれの発言かもしれないんだけど、客演の佐々木ヤス子さんの足のお行儀の悪さが最高だった。
いるよね、あーゆーひとね。
2回観たから、2回目は某シーンで福谷さんがどう芝居してんのかばっか観てたんだけど、ティッシュ律儀に使ってんのが大正解だった。
ずるいwww

一人だけ芝居

これを前のめりで観たくてこの日の1日通し券を買った。

いや、まじで。
ホントは観に行こうと思ってたんだけど、某フェス。
気持ちいい教育のときの石畑さんが、垣間見えたようにも感じた。
好きなセリフは「いい国作ろう鎌倉幕府、それがどうした六本木」
※うそです、これは気持ちいい教育のやつです。
全然関係ねぇ追記するけど、石畑さんご結婚おめでとうございます。

チェーホフの銃

タイトルの単語自体は何となく聞き覚えがあったんだけど、1回観ればいいかなあという感じ。
きっちりまとまっているからこそ、逆に印象に残らない。
納得行かなかったりすると、考えたりするじゃん。
なんであんなこと言ったんやろみたいな。
だから、「あ、そこで終わりなんや。そうか」って納得してしまった。

ゆっるーい感じの服装の東さんが、ビシバシに主張台詞を吐くのが小気味よい。
好きなセリフは「あと、キヨータじゃない! キヨタ!」

ライトノベルが止まらない

繰り返しものってあんま好きじゃないんだけど、これは好き。
だいぶ好き。
なぜならテンポが良かったから。
繰り返しものって気づくまでがくどいんだけど、これは好き。
だいぶ好き。
なぜならテンポが良かったから。

わざわざ感想文までこういうことしなくてもいいんですけど、詰め込み感が吉と出ていて面白かったー。
杉原さんは、飛び道具みたいなお芝居も器用にこなすんだなあ。
好きなセリフは「過去で待ってる」

Shovel

シャベルとスコップって、関東と関西で名前がなんか違うんじゃなかったっけ?
ニシヤマさんが一番ワガママ大盤振る舞いみたいに認識されているけど、あとの二人も相当よね。
だって、君のために✕したんだよと、町のためにパトロールしてるんだよって言ってんだぜ。
すなわち、誰か(何処か)に責任の押し付け合いの話でもある。
でもそれも「生きてないと出来ない」ね。

あとさあ! これさあ! 終わったあとの音楽がずるい!
あー! ちょっと! 何処で見つけたんだよ、そんなの! ってなる。
好きなセリフは「いや、一回帰ったんだけどさ」

リーディングハイ

ぼかぁ、吉本さんの声が好きです、とても。

何らかのハラスメントすれすれの発言かもしれないんだけど、喜んでいる様子のお芝居がいつもすごくいい。
もちろん演じているわけだから、毎回違う感じの喜び方になってるはずだけど、毎回いいなあと思う。
何がいいって、すずらん揺らしたみたいな響きの声がいい。

「賭けてもいいけど」のときの役でも、ぱーーん! っと弾けた感じの喜びっぷりが良かった。
何らかのハラスメントになりませんように!!!!(他力本願)

翻って、この作品での共演者の佐々木さんについては、「間」の人だなと何時も思う。

これは朗読劇(の形といえばいいの?)で、基本的にはそんなに動かないお芝居だから、自ずと声と間の比重が高まると思うんですよ。
吉本さんと他の匿名さんの俳優でもきっと面白いと思うけど、泣きそうな直前っていうか、涙の表面張力みたいな狂気と憐憫の間を出せるのは佐々木さんとの組み合わせがベストだったんだろうなあと思いました。

全然関係ねぇ追記するけど、佐々木さんお誕生日フライングおめでとうございます(11月16日!)

めくれる察し(新作)

んー、新作だけどそこまで惹かれなかった。
いいとこで終わったテレビみたいな感じだった。
こっから始まるんじゃないの? って。

2日目の感想は、また明日。
匿名さんの公式サイトはこちら。

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長くない?
短編集の感想なのに長くない?
読む人がいようといまいと書くので、明日も続きまーす。
じゃ、またね。