スピ系の母親を論破した日
私の母親はスピってます。
朝起きてお経を読み祭壇のようなものにお供えをしたり謎の写真を壁に貼ったりします。
その上カルマが、とか訳の分からないことを言い始めたのが私が中学生の頃です。
そんな母親を論破するまでの記録です。
最初期は無視していた
元々占い好きだった母、色々調べていくにつれてだんだんおかしくなってきました。
私の裏星座は〜この前先生が仰ってたあのパワーが〜だの
私にもこれをするな、あれをするなと言い始め中学生の私は何言ってんだこいつバカじゃねえのと思いながら過ごしていました。
霊のセンサーがついているキーホルダーを買ってきた日
これは霊が見えるのよ
と言ってきた日がありました。
それは良い霊やエネルギーが来ると緑色に光り、悪いものが来ると赤色になるというものでした。
は?
どういう理屈だよ、それで何になるんだよ
しかもそのキーホルダーを1万円という値段で買っていました。
私にお小遣いを与えず、靴や服や生活に必要な物を買い与えずご飯抜きにされた時もありました。
私にご飯を与えずに買ったキーホルダー。
キモすぎる。
なぜスピったのか
母はどうやら謎の施設に通っており、そこには先生と助手の女の人がいるみたいでした。その人に会ったこともあります。
1度鑑定を受けろと言われ受けました。母はその先生について、先生は私たちが考えてること全てわかるのよ、と言っていました。
なら私がこれ胡散臭いし嘘だろと思ってることも分かるんだろうな、と思いましたがわかってなかったみたいです。
その先生に店の経営方針について聞いており、(母は自営業)その先生がこうしろって言うからこうする。という姿勢で母は店を経営していました。
しかしそれは普通のことをすごい風に言ってるだけであり、私が言ったことは聞かず先生が同じことを言うと信じる、という訳の分からないスピになっていました。
その施設に母は謎の結晶や石や仏像を買わされています。キモい。
気づいてしまった
私のお母さんは他の人と違う。他のお母さんはもっとまともだということに気づくと自分の母親はお母さんではなく、ただの一個人が私のことを産んだだけで母親になんかなってないんだなと思いました。
子供が子供を産むとはこういう感覚なんだろうな、感性も母親ではなく成熟した大人というわけでもなくただただ幼く知識も無いため訳の分からない人に言われたことをひたすら信じていました。
そんな母親を見る度に尊敬だとか信頼とかは無くなっていき、今に至ります。
前世が、自分の業が、と言い始めるまでは完全に無視していたのですが母親を論破してしまう日が来てしまいます。
とうとう電磁波の話をした
彼女は常日頃から、スマホを枕元に置いて寝るな!だの電子レンジが危ない!だの電波時計は危ない!と言い始めました。
とうとうこんなことを言い始めてはコイツと一緒には暮らせない、と思いました。
しかし学生の私にとって家を出ていくということは難しくクソが、論破してやるBBAとスイッチが入ってしまいました。
私は物理学専攻
何言ってもわからんだろうなと思ったため高校の教科書を引っ張り出してきて一から電磁気の範囲について説明しました。電気から磁気、全て説明しました。
通じなくてもいい。ただ私が勉強していることを私より偉そうに語るな。と思いました。
母は何も理解していなかった
何も理解せず、聞く耳を持ちませんでした。
電磁気が云々と文句を垂れてきた時に「それ、どういう意味かわかって言ってる?」というとパタリと黙ってしまいました。
それからの母親
私は完全に母親のスピ話を無視しています。聞いてもへー、ぐらいのノリ。たまにバカにすることもあります。何人ぐらいの人が参加しているか聞き、こんな人数が騙されているんだと思うとその施設の先生とやらは本当に恐ろしいなと思います。
正直、母親のことはまだ尊敬できないし許せないしキモすぎるなと思います。
でもこれ思い続けていいぐらいキモイなと思います。