知的迷走ドライブの根源は,遠くオーストラリアにあり
おはようございます。
今日は,「知的迷走ドライブ」について書いてみようかなと思います。
めちゃくちゃ危なそうな名前のドライブですが,ドライブが迷走するわけではありません。
僕の頭が迷走するドライブです。
以前から僕のメルマガ「知的迷走通信」を読んでくださっている方は御存知の通り,「知的迷走」という言葉を僕はどこでも使います。
ちなみにPodcastは,「知的迷走ラジオ」です。
この「知的迷走」という言葉。
僕は,脳が活性化して,ニューロンが火花を上げて連携しあい,どんどん発想が生まれてくるといった意味で使っています。
そのために,僕は何か興味を持ったらすぐにはじめたり,行ったことがない道にわざと迷い込んだりします。
おかげで,僕のブログは,下のような自分ツッコミだらけです。
子どもの頃から,わざと迷子になって,知らないところをフラフラ歩くのが好きな子どもでしたし,通学路と反対方向にわざと遠回りして帰っていたことがばれて,家庭訪問で先生と母と二人からこってりと絞られたほどの私です。
なんでそんなことするのかというと,ただただ,「右脳がザワザワする」ということを体験したい,それだけの理由。
子どもの頃からの,この性癖を,後年僕はかっこよく「知的迷走」と名付けたのでした。
そういうわけで,知的迷走ドライブとは,ドライブが迷走するわけではないので,ご承知おきを。
・・・
いや・・・
迷走するわ。
ドライブ,やっぱり迷走します。
だって,「ここいったら,どこに行っちゃうのかな~♥」と,知らない方へ知らない方へハンドルを切るドライブだからです。
これを迷走と言わずなんといったらいいでしょう。
僕は,週末になるごとに,この知的迷走ドライブを行っており,福岡県には通ったことのない道は存在しないというまでになりました。(←うそです)
それはうそですけど,そうなりたいなーという気持ちはもりもりとあります。
地図の道を,通ったことのある印の赤色で塗りつぶしたいんですよね。
福岡県中の道をコンプリートしたい。
この,すべての道を完全制覇したい,という思いはすごい経験に根ざします。
それは,30年近く前,僕がシドニーにいる時,日本人学校の先輩がいった一言に仰天したというできごとです。
その先輩は,校庭を歩く1mほどのオオトカゲを見て「怪獣が出た!」と大騒ぎする僕を横目に「うまそう」といってよだれを垂らしていた人であり(実際ササミのような味でうまいらしく,肉屋で売っていた。食べなかったけど),
エアーズロックからシドニーへの帰路,砂漠から飛び出してきた羊(!)にぶつかって車が大破したので帰れませんと学校に電話してきた人であるのですが,
その人は何気なくこんなこといったんです。
「僕,グレゴリー(日本のゼンリン地図みたいな本)に乗ってる道,全部走った」
・・・・
は?
オーストラリアの?
・・・・
僕はその件については,その後30年ほど思考停止していて,
冷静に考えたらそんなことあるはずないやん,というようなことすら思わず,
「オーストラリアの道,全部走った。オーストラリアの道,全部走った」
それだけが頭に残ってるんです。
完全洗脳ですね。
きっと潜在意識に深く刻まれてしまったので,子どもの頃からの「知的放浪」壁と合わさって,福岡県の道,完全制覇なんて思い出したのだろうと思います。
僕の潜在意識が勝手に僕を動かしています。
まさに迷走。
8時ごろ,ふらっと家を出て車に乗り込み,シートベルトにPCMレコーダーをはさんでスイッチオン。
あとは,行きたい道にはんどるをきりながら,気ままに車を走らせます。
その間に,頭がぐるぐる回転するので,出てきた考えをぺらぺらしゃべりレコーダーがどんどん記録していきます。
逆!
ぺらぺらと適当に喋っているうちに,
「え! ということはこうやん!!!」
みたいなアイデアがスパークする,という方が正解。
とにかく一人でしゃべるんです。
こうして,週次レビューを行い,
ブログの記事を何本もしゃべり
Podcastの収録までしてしまう。
頭はぐるぐると回転し続け次々に何かが生まれてくる。
気づいたら,福岡から3号線を北上,宗像から八幡を通って,小倉まで走り,そこからなんかに転じて苅田,行橋。
そこから右折して香春町,田川,飯塚・・・
そんな福岡北部一周ドライブ6時間。
その間,ずっとレコーダーに喋り続けていたことがあります。
先日書き上げた「50歳からのブログ運営戦略」も,その骨子を,車の中でぺらぺら喋ってつくりました。
ドライブで本ができちゃうんだから大したもんですね。
あ,この本,9月中旬にKindleに並ぶんですが,僕のメルマガに登録してくれた方には,発売前にプレゼントすることになってます。
メルマガはこちら→「知的迷走通信」
さて,週末です。
知的迷走ドライブの時間です。
今日はどこをドライブするのでしょう。
それはだれにもわかりません。
僕の潜在意識のみが知っているでしょう。