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「目の前にあるもの」を想う

例えばあなたがトイレに行った時、個室なら目の前にドアがあるでしょう。ドアを開けて用を足し、すっきりしてドアを閉めて出てくるでしょう。
さてこの些細な行動の中に、どれだけの人の関わりがあるか想像した事がありますか?

トイレの個室のドアはだいたい木製です。ということは、このドアは元々はどこかで生えていた木だったのです。地面に生えていた木を誰かが伐採し、誰かが加工し、誰かが運搬し、誰かが塗装し、誰かが設置したのです。目の前のドアにこれだけの工程があるのです。
他にもトイレには便器があったり、トイレットペーパーがあったり、壁紙があったり、床があったりします。それらも同じように工程があり、これらを全て終了してはじめて「トイレを設置した」と言えるのです。

気分を変えて外に出てみましょう。色々見えます。電柱と電線、アスファルトの地面、様々な形の建物、水路や畑も見えるかもしれません。
今あなたに見えているモノは、全て人が作っています。人の手が入っています。人が関わっています。

それでは、「人が関わっているといるモノ」とはどういうモノなのでしょう?
それは「人が関わっていなかったら、そこにはなかったモノ」です。
大自然は電柱もアスファルトも建物も作りません。水路も畑も人が関わったから維持できています。人が関わらなかったら、すぐに荒れて機能しなくなってしまいます。

「目の前にあるモノ」のほとんどは人が関わっています。例えば、これを読んでいるモノにどれだけの人が関わっているか想像してみてください。先ほど示したように工程に分解してください。思いつく限り細かく分解してください。そして、分解した工程を書きだしてみてください。その工程の一つ一つに人が関わっています。一人かもしれませんし百人かもしれません。

どれくらいの人がいましたか?大勢いましたか?数人でしたか?一人もいませんでしたか?人の多さは大事ではないのです。「目の前のモノ」に「人が関わっている」と認識する事が大事なのです。関わった人を想う事が大事なのです。

人を想えれば、社会が良くなります。
社会が良くなれば、「今」が良くなります。
「今」が良くなれば、「未来」も良くなります。
なぜなら、「未来」とは「今の積み重ね」だからです。

未来のためにできること。それは「目の前にあるもの」を想う事です。

#未来のためにできること
#66日ライラン
#33日目

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