真打『平安蚤の市』を満喫
わざわざ三条にホテルをとって早い時間に参戦するつもりだった蚤の市!予定通り9時には会場につきまして、散策スタートしました。
平安蚤の市、私好みの理念で開催されています!価値ある骨董も素敵ですが、価値より自分の好きという感覚が大事だし、何より投げ売りの中から探すのがまさに宝探し。
あんまり恭しく高いものを少数置いてある店は、なんか違うと思ってしまいます。ひとがいなくなった家の使わなくなった食器や小物を活用して行くのが割と好きです。
脱資本主義ですね。ガンガン作ってガンガン捨てるというのはちょっと苦手。
祖母が亡くなった時も箪笥を形見分けに貰いまして、大のお気に入りですし、皿もいくつかもらって使ってます(たまに蚤の市みたいなところですごい値段で売っててびっくりするけど)
平安蚤の市、思ったより狭かったのが印象。あと、皿が多かった気がします。あと昭和おもちゃとかね。
フランス製の菱形ぽいお皿は前から狙っててあれば見ているのですが今本当に高いです。大体最低ラインで8000円。ここに限ったことではないのですが…
ユーロ高騰、航空運賃が爆上がりしてるので、まあ仕方ないのですが、こんな高いなら要らねーって買う人もなりますよねぇ。
シミだらけでこれはゴミに近い!と思う皿も6千円とかになるので驚きます。
震えながら皿を店に戻す…
買ったものなどを以下に紹介します。
買ったもの
⚫︎伊万里 イゲ皿 印判 牡丹柄
前回、皿を買ったので、というか、今年に入って何枚買ったの?皿?2人しか人いないんだよ?!という家の人に言われてたのに、買ってしまったお皿!
牡丹柄だと思います。芍薬と牡丹の区別がつかない…ピオニーです。
今回このタルトのギザギザみたいなのが異様に気に入って買ったもの。気になって調べまくり、わかったことは、これイゲ皿というそうです。伊万里焼きの模様…大量にあるので珍しくないです。
皿の後ろの落款。
このイゲ皿、佐賀県の訛りでイガ(栗とかの)をイゲというそうです。明治後半から昭和初期に流行った印判の大衆向けの皿だそうです。
昭和最初だと1920年くらいなので100年経ってるかもの皿ですね。感想は割れそう…。塩水で煮て締めたいところ。
イゲ皿博物館というサイトから引用しました。
⚫︎シリアルボール(Iinternational Stoneware Samoa)
同じ店で買ったスープ皿
なんかこれアメリカで使ってた皿に似てて懐かしくて買いました。シリアルボールサイズに思います。
なかなか情報なくて、ググるとebayにたくさん出てきます。1970年代にアメリカ向けに輸出皿ていたお皿らしい、です。花柄も好み。サモアってなんだろ…
あー、アメリカっぽいのはそのせいかー。完全にシリアルボールなんですよ。日本にはないサイズ。
⚫︎青いガラスボール
結構傷があって使った形跡があり、こりゃ落とすと割れるな…という代物。でも色が好きで買いました。相変わらずガラス好き。
もしかしたら金魚鉢かも??という形。丸っこい。
サラダとか入れると涼やかで映えます。家の人も、おー涼しげでいいねえと言っていたので、汎用性が高そうです。
⚫︎曽我 緑のガラス皿
上の青いガラスボールを買った店でボールに惹かれて掴んだ後に色の鮮やかさに惹かれたもの。ボヘミアンガラスにしてはカットが丸く、昭和の応接間の灰皿の紋様を思い出す感じ。なついです。
丸の紋様が異様に気に入って、切ったリンゴを乗せたりしてます。比較的新しいものではないでしょうか。色もビビットだしね。多分、曽我のプレスガラスだと思います。
割れなそうで安心仕様。ピカピカ、ぱっと見傷見当たらない状態もいいですね。
⚫︎パイレックス 茶 バターディッシュ
パイレックスのバター皿です。割れなそうという期待と形が気に入りました。多分バターディッシュなんでしょうけど、切ったフランスパンとか乗せてます。ちょうど良い感じーですでに多用してます。これはワンコインとかで、なかなかよかったです。古いものではないですが、普通に買ったらワンコインではないと思うので。
とにかく形が好きです。色も落ち着くし!何よりプチプラ!普段使いにガンガンしてます。
⚫︎木蓮柄の豆皿
半径10センチくらいの小皿です。もうね、豆皿は、趣味です。
前回大江戸骨董市で買ったあやめの皿に似てる!と思い込み、買いましたが
全然違った!笑
かわいいのでよし。この木蓮の皿、何枚かあったのですが状態がいいものがなくて厳選した一枚。こういうの、割れたら嫌だなと思うので、2枚買いたくなるのですが、増えるのもやなので、1枚だけ。
⚫︎椿柄の豆皿
圧倒的に絵柄が好みど真ん中の椿柄の豆皿。豆皿禁止令が吹き飛びました一品。これも印判なので、何枚かあった中で一番状態が良さそうなのを買ったものです。縁はかけてないですが掠れがすごい。でもいい感じに残ってるのでよしとします。
ムフフ。
⚫︎たぶん西陣織の帯製 ポーチ
銀糸で葉っぱ柄。多分こういう金属ぽい糸を使うのは西陣織織だと思いますが、ぱっと見の色合いが可愛いーピンクと銀と青!肩掛け紐が太いのもありがたい。細いとだんだん食い込んで痛いのです。
中もかわいい和柄。これちりめんぽくみえますが詳しくないのでわかりません。これは天神市の方で手作り品を買いました。こういう着物リメイク物大好きです。着物は背が高いので着れませんが和布?は好きです。
⚫︎鴨 デコイ
お見切り品的な箱に突っ込まれていた木彫りの鴨、デコイです。こういうのはヨーロッパのものが有名ですが立派な中国民芸品らしいです。
結構綺麗に細かく描かれていて、見た目もいいですが、確かに何に使うの?と言われると?というシロモノ。最近は人気ないのかもしれませんね。
わたしは本棚に小物を置くのが大好きなので、そこの一員になってもらいました。母が鴨好きなので欲しがったらあげるつもりで買いました。
⚫︎大江戸骨董市の購入品
平安蚤の市で買おうと思っていたアクセサリー類はいいものに出会えず…不完全燃焼だったので毎月開催されている割と行きやすい有楽町・大江戸骨董市に行きまして、買いました。
・指輪 イギリスで買ったものの、イギリス製かわからない指輪。真ん中にムーンストーンが入ってます。勾玉を逆さまにしたみたいな形が気に入ってます。後表面の細工?も好きです。シルバーって言われたのですが金色に見える部分が多分真鍮。軽いのと、色からして錫かなーと思います。
・かんざし プラスチック製ですが、前回買ったかんざしは曲がったし球が取れたので使い方を教わりまして、柄が気に入ったものを買いました。
鼈甲もあったのですが、鼈甲も折れるしあと虫に食われるらしく(こわー!)、プラスチックでいいやと思いました。もっと慣れて上級者になったら鼈甲買おうかな。
・ペンダントヘッド 映画のネバーエンディングストーリーで主人公が首からぶら下げていたペンダントみたいー!と思ったのですが、ググってみたら全然似てませんでした。でもすごく素敵な飾りなので、アクセサリーに仕立てようと思います。
磨いたら光ったのでシルバープレートかな!?期待。