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#06 ちょっくら Jamり 散らかしてみた④

 編集とプロットの共有ができたので、ここから書き出しのGOサインが出た。ここからは、実際に小説を書いていく。

 本来であれば、プロットの組み直しやギミックの設置などを行うのですが、今回は時間が限られているということで、これらを省き、早速執筆を開始。
 
 私はほぼ毎日のように文章を書いているため、書くことに抵抗はない。エンジンがかかってしまうと2,000文字/時くらいで書くことができる。
 今回の作品はプロットもしっかり作成してからの執筆なので、非常にイメージが付きやすくスムーズに描くことができた。
 
 少しだけ戸惑ってしまった点といえば、視点を第3者視点で書き上げたこと。ここで視点の説明を少しだけ。

 小説などを各際に気を付ける必要があるのがこの視点。視点には第1視点(主観)と第3者視点がある。
 
 第1視点は、著者が主人公と同じ目線で話を進めていく。表現の中心は「私」で語られ、「私」に見えることと私が感じることでしか表現ができない。
 言ってみれば表現が固定されるということ。一方、自分の感情のように書くことができるので、比較的書きやすい方法でもある。
 
 一方、第3者視点は物語を俯瞰、鳥瞰する視点で描くことができる。言ってみれば、ナレーターのように物語を書くことができるのだ。
 そのため、主人公、相手の感情の両方を表現することが可能。そのため、多くの登場人物がいる場合には非常に効果的な表現になる。

 しかし、デメリットもある。鳥瞰的な視点で作品を書いていくため「事実の羅列」になってしまいがち。

 そのため、意識的に感情表現、会話表現を入れることが必要なのだ。そうすることで、「事実の羅列」を防ぐことができる。第3者視点で書く際には、注意をしてもらいたい。
 
 作品によっては章ごとに主人公が入れ替わり、第一視点で語られるなどの手法もある。この辺りもプロットを組む時点で考えてみてもイイのではないでだろうか。

 まとめ4
 ・作品の書き方には第1視点、第3視点がある
 ・第一視点は比較的書きやすい方法
 ・第三視点は複数の登場人物の感情表現等が同時に表現できる
 ・第三視点は「事実の羅列」にならないように注意


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